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涸沼自然公園の野草



涸沼自然公園で出会った野草です。
歩きながら目にとまったものを撮影しただけなのですが、普段見かけないものもありました。
多摩川の河川敷近辺では、見ることが出来なかったカントウタンポポも見ることができ、寄った甲斐がありました。



ここでは、被子植物はAPG III体系で、その他は従来の体系で掲載しています。
オモダカ目
サトイモ科(ウラシマソウ)
キク目
キク科・タンポポ亜科(コウゾリナ、カントウタンポポ、ニガナ)
キジカクシ目
アヤメ科(オオニワゼキショウ、ニワゼキショウ)
キンポウゲ目
キンポウゲ科(ケキツネノボタン)
シソ目
シソ科・タツナミソウ亜科(オカタツナミソウ)
センリョウ目
センリョウ科(フタリシズカ)
バラ目
バラ科・バラ亜科(オヘビイチゴ、ヘビイチゴ)
マメ目
マメ科・マメ亜科(ニセアカシア[ハリエンジュ])
ユリ目
イヌサフラン科(ホウチャクソウ)
涸沼自然公園で見た野草
和名インデックス


ウラシマソウ(Arisaema urashima)
<オモダカ目・サトイモ科・サトイモ亜科・テンナンショウ属>
 
サトイモ科テンナンショウ属の宿根性の多年草、日本固有種。
日本では北海道から本州、四国、九州と全国の山地の湿地に自生する。
地下に偏球形の球茎を形成し、周囲に子球を付けることが多い。
草丈は50cmほどにまでなり、葉は、普通は1枚。
球茎から立ち上がった茎葉の先に、小葉を鳥足状に付ける。
大きな株では、小葉は10枚以上になるが、小型の下部では数枚程度と少なくなる。
肉穂花序は、大きな濃紫色の仏炎苞で包まれる。仏炎苞は緑がかったものまで変異がある。
仏炎苞に囲まれた花序からは、細長いひも状の付属体が伸びあがり、途中から垂れ下がる。
この付属体を浦島太郎の持つ釣り竿と釣り糸に見立てたものが、和名の由来。
肉穂花序を形成する多数の花には花弁は無く、雄花はオシベのみ、雌花はメシベのみである。
本種も同じであるが、テンナンショウ属は性転換する事が知られている。
比較的小型の個体では雄性となり、肉穂花序は雄花群を形成する。
大きくなると雌性に転換し、肉穂花序は雌花群をせいせいする。
つまり、成長と共に無性期、雄性期、雌性期と変化していく。

2012/5/21
太陽の広場に登る途中の通路脇で、本種を見かけました。
特徴である釣り糸状の付属体は、葉柄に絡み付くつる性植物に葉柄に巻きつけられていました。
途中で垂れ下ってはいましたが、釣り竿から垂れる釣り糸には見えません。
なお、この株はかなり大型で、立派な葉を持っていますので、おそらく、雌性期のものと思われます。



ウラシマソウの付属体

 
2016/4/23
自宅近くで見かけたウラシマソウの仏炎苞を裏から見たものです。
付属体が上に伸びあがり、その後垂れ下っているのが分かると思います。
この株はそれほど大きなものではありません。おそらく、雄性期のものと思われます。
周りに、葉だけの無性期の小さなものも見られます。

テンナンショウ属の仲間

ウラシマソウもそうですが、テンナンショウの仲間には独特の形をした花をつけるものが多いです。
手元にあった写真を下記に並べてみました。特にユキモチソウの白さが目を引きます。

         .
     
ミミガタテンナンショウ     ウラシマソウ       ムサシアブミ        ユキモチソウ  .
ミミガタテンナンショウは高尾山で見かけたもので、大きく反り返った耳が特徴です。
ウラシマソウは、三溪園や涸沼自然公園などで見かけたもので、細長いひも状の付属体が特徴です。
ムサシアブミは、舷部が曲がった独特の仏炎苞が特徴で、その形が鐙(あぶみ)に似ているのが和名の由来です。
町田えびね苑で見たユキモチソウで、肉穂花序や仏炎苞の基部の白さが目立ちます。

コウゾリナ(Picris hieracioides L. subsp. Japonica)
<キク目・キク科・タンポポ亜科・タンポポ連・コウゾリナ属>
   
キク科コウゾリナ属の越年草で、低地から山地の草地に生育する在来種。
日本をはじめ、中国からインド、ミクロネシア、オーストラリアまで広く分布する。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に分布する。
草丈は数十cmになり、茎頂で枝分かれして、直径3cm程の黄色い頭花を付ける。
我が国の山地に普通に目にする野草である。根出葉はロゼット状に多数出る。
根生葉の形状は長楕円状披針形。草丈は50〜150p程度。全草に赤褐色の剛毛がある。
茎葉は互生し、倒披針形で、長さ10〜20p程度。
6〜10月頃、黄色で径2〜2.5p程度の花を散房状につける。

2012/5/21
公園内の草原で大きく成長したコウゾリナを見つけました。
ここまで大きくなった株を見たのは初めてです。

カントウタンポポ(Taraxacum platycarpum Dahlst)
<キク目・キク科・タンポポ亜科・タンポポ連・タンポポ属>
   

   
キク科タンポポ属の多年草で、在来種。
日本では関東周辺、山梨県、静岡県で見られるが、近年、その数が大きく減少している。
長楕円形で多くの切れ込みがある根生葉の中心から花茎を伸ばし、直径4cm程の頭花を1つ付ける。
花は、多数の黄色い舌状花のみからなり、筒状花は無い。
総苞外片は総苞内片に密着し、外に向かって開出することはない。
タンポポの葉は、生食用にサラダなどでも利用でき、花の天ぷらは美味とのこと。

2012/5/21
涸沼自然公園内では、あちらこちらでカントウタンポポを見ることができました。
日当たりの悪い所ではヒョロっとした感じですが、日当たりの良い所ではしっかりとした花でした。
下段、左端の個体は日当たりの悪い所のものですが、葉も切れ込みがほとんどありません。
通常は、下段中央の写真のように葉には多くの切れ込みがあります。

ニガナ(Ixeris dentata)
<キク目・キク科・タンポポ亜科・ニガナ属>
   
キク科ニガナ属の多年草で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に分布している。
草丈は50cmに達するものもある。根生葉は長い葉柄があり、長さ10cmほどの広披針形。
茎葉は、葉柄がなく、基部が丸く張り出して茎を抱く。ただし、上部では抱かないこともある。
茎の先に直径15o程の黄色い頭花を散状に付ける。
通常、舌状花は5個であるが6枚以上のものもある。特に8枚以上のものはハナニガナと呼ばれる。
オシベは筒状に合着し、先が2つに割れているメシベは筒の中にある。
総苞は、円筒形で長さは8o程。外片は極小さくて、基部に鱗片状に付く。

※ 沖縄料理で利用されるニガナ(ンジャナ)は本種ではなく、ホソバワダンという別種。

2012/5/21
公園の入り口近くの草原で、何本かが束になっているニガナを見かけました。
ここの個体は、ほとんどが舌状花の数は6個で、稀に7個のものもありました。

オオニワゼキショウ(Sisyrinchium iridifolium var. laxum)
<キジカクシ目・アヤメ科・アヤメ亜科・ニワゼキショウ連・ニワゼキショウ属>
 
アヤメ科ニワゼキショウ属の1年草。北米が原産地の帰化植物。
日本では、本州から四国、九州、沖縄に分布する。
ニワゼキショウと同じような環境に普通に見られるため、両種が混生していることがある。
草丈は20〜30cmとニワゼキショウより大きいが、花は逆に小さく、さく果は大きい。
茎は基部で枝分かれし、扁平でごく狭い翼がある。幅は3o前後。
葉は幅4mmほどで、茎を抱き、茎に沿って直立する。茎の先に細い花柄をだし、小さな花を次々に開く。
花期は5月〜6月で、直径10mm程の小さな花を咲かせる。
花弁は内花被片、外花被片各々3枚からなり、内花被片はやや短く細い。
刮ハは直径5o前後の球形で、紫色を帯びた黄褐色。

2012/5/21
公園に入って直ぐの草地で、たくさん花を咲かせているのを見かけました。
大きな株になっているものもありました。

ニワゼキショウ(Sisyrinchium rosulatum)
<キジカクシ目・アヤメ科・アヤメ亜科・ニワゼキショウ連・ニワゼキショウ属>
 
アヤメ科ニワゼキショウ属の1年草。北米が原産地の帰化植物。
日本では全国の痩せ地に普通に見られる。芝生や草地などに群生する。高さ10〜20cmになる。
茎は扁平でごく狭い翼がある。葉は幅2〜3mm。茎の先に細い花柄をだし、小さな花を次々に開く。
花期は5月〜6月で、直径15mm程の小さな花を咲かせる。
花弁は内花被片、外花被片各々3枚からなり、両者の長さは変わらないが、内花被片はやや細い。
花色は白のものと赤紫のものがあり、中央部はどちらも黄色である。
花は、受精すると、一日でしぼんでしまう。
刮ハは直径3o前後の球形で、紫色を帯びた黄褐色。

2012/5/21
公園に入って直ぐの草地で、たくさん花を咲かせているのを見かけました。
右の写真は、オオニワゼキショウと混生していた所です。

ケキツネノボタン(Ranunculus cantoniensis)
<キンポウゲ目・キンポウゲ科・キンポウゲ属>
 
キンポウゲ科キンポウゲ属の多年生植物。水田のあぜなどに生える雑草。
キツネノボタンによく似るが、全体に毛が多いことが名前の由来。
日本では、本州から四国、九州に分布している。
海外では、朝鮮半島南部から中国南部、台湾に分布している。
茎はほぼ直立し、草丈は50cmに達するものもある。上部でよく分枝し、開出毛が密生する。
根出葉には長い葉柄があり、1〜2回3出複葉で、小葉は数中裂し、不揃いな鋸歯がある。
茎葉の葉柄は短く、上部に行くに従い1〜2回3出複葉、1回3出複葉、単に3中裂と変わる。
茎の上部にいくつかの黄色い花を付ける。花弁は5個で、萼片も5個で、開花時は反り返る。
花柱は1mm前後の三角形で、先は鉤状に曲がっている。
痩果は扁平な広倒卵形で、長さは3mm強。
この痩果の先の曲がり具合をキツネノボタンとの識別点としていたが、変異が多く、近年は使われない。

2012/5/21
公園に入って直ぐの湿地に、ポツリと1株だけ生えていました。
キツネノボタンかケキツネノボタンか明確に区別できないのですが、下記の2点から本種としています。
● 茎に開出毛が密生している
● 痩果の先が曲がらず、ほぼ真っ直ぐ
しかし、キツネノボタンでも開出毛がある個体があり、後者の判断基準も当てになりません。
ですので、キツネノボタンである可能性もあります。

オカタツナミソウ(Scutellaria brachyspica)
<シソ目・シソ科・タツナミソウ亜科・タツナミソウ属>
 
シソ科タツナミソウ属の多年草で、日本固有種。
日本では、本州と四国に分布し、丘陵地の木陰に多い。
草丈は50cmほどにもなる。葉は対生し、縁には波状の鋸歯がある。
葉は、下部ほど小さく、節間が長くなり、上部では集まって付くので逆三角形になる。
花はタツナミソウに似ているが、花序は上下に伸びず、集まって付き、同じ方向を向かない。
花色は、タツナミソウより淡い淡紫色で、唇型の花を上向きに立てる。
下唇の斑紋は薄く、斑紋がほとんどないものもある。
萼は上下に分かれ、円形の上側の萼が花に押されるように立つ。花後には2枚の萼は閉じる。

2012/5/21
太陽の広場に上がる途中、タツナミソウに似た花を見かけました。
花は似ていますが、様子が異なるので、後で調べて本種と分かりました。
この個体の花は、未開花で、下唇の斑紋などは確認できませんでした。



タツナミソウとオカタツナミソウの花の付き方

 
 タツナミソウ        オカタツナミソウ .
花が同一方向に縦に一列に並ぶタツナミソウと横に開くように並ぶオカタツナミソウです。
花の色も、オカタツナミソウの方が淡いことが分かると思います。

フタリシズカ(Chloranthus serratus)
<センリョウ目・センリョウ科・チャラン属>
   
センリョウ科チャラン属の多年草で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州に分布する。
海外では、朝鮮半島から中国にかけて分布する。
高さは30〜60cm。花期は4〜6月。
茎の先に数本(2本の場合が多い)の穂状花序を出し、小さな白い花をつける。
花には花弁も萼もなく、3個の雄しべが丸く子房を抱いている。
花序は立っているが、果実ができると下に曲がる。夏頃(果実の成熟期)に閉鎖花をつける。
和名は、2本の花序を、能楽「二人静」の静御前とその亡霊の舞姿にたとえたもの。
ヒトリシズカと対を成す。ただし、花序は2本とは限らず、3〜4本の例もある。

2012/5/21
太陽の広場からの戻り道、通路脇でフタリシズカが花を付けていました。
花といっても質素なもので、真っ直ぐ伸びた花茎に白い小さな花が付いています。
なお、白く見えているのはオシベの花糸で、花弁ではありません。

オヘビイチゴ(Potentilla anemonifolia)
<バラ目・バラ科・バラ亜科・キジムシロ連・キジムシロ属>
   
バラ科キジムシロ属の多年草で、在来種。
日本では、本州から四国、九州の田畑の畔道などでよく見られる。
海外では、朝鮮半島から中国、インド、インドネシアなどに自生する。
茎は地を這って長く伸び、先は斜上して草丈数十pになる。
花後に茎の節から発根し、増えていく。
葉は、根元近くは長い葉柄があり、5出掌状複葉で、上部では3小葉となる。
茎先に集散花序を付け、黄色い花は5花弁で、直径1cm程になる。
萼片は三角状で、内萼片と外萼片が5個ずつ重なって付く。
黄色い葯のオシベは20本、メシベは多数が集合する。
花はヘビイチゴに良く似るが、痩果は褐色で、ヘビイチゴのように大きく赤くはならない。

2012/5/21
公園に入って直ぐの所にあった湿原の様な所で見かけました。
ヘビイチゴに似た黄色い大きな花が良く目立ちます。
ヘビイチゴの外萼片は先が3裂しているのに対し、本種の外萼片は先の尖った三角状です。
また、ヘビイチゴのように地を這うことはなく、草丈は数十pと高さがあります。

 




右端の写真の部分拡大です。
ヨモギの葉が目立ち過ぎて、本種の葉が分かりにくいので拡大しました。
右下や左上に見えている小葉が5枚掌状に開いているのが本種の葉です。
ヘビイチゴ(Potentilla hebiichigo)
<バラ目・バラ科・バラ亜科・キジムシロ連・キジムシロ属>
   
バラ科キジムシロ属の多年草で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州に広く分布している。
海外では、朝鮮半島から中国に分布する。
匍匐茎を出して地を這い、節から根を出して増える。
葉は3出複葉で、楕円形の小葉には細かい鋸歯がある。
葉の脇から花茎を出して、その先に直径15o程の黄色い花を1つ付ける。
花は5花弁で、内萼片、外萼片とも5個ある。
内萼片は三角状で、外萼片は内萼片より大きくて先が3裂する。
花後、花床が膨らんでその表面に痩果が並ぶ。花床は淡紅色で痩果は赤色。
果実は偽果で、有毒物質は含まないが、味がなく、スカスカした食感のため、生食には向かない。

2012/5/21
太陽の広場に登る途中で、地面に匍匐茎を這わせ、花を付けているヘビイチゴがありました。
オヘビイチゴの花と比較すると、花弁が小さく、花弁の間がスカスカなのが分かります。
また、外萼片が葉のように先が3裂し、先が尖った内萼片と形状が異なるのが分かります。


良く似たキジムシロ属の仲間

この4種は、花茎の先に散形状に複数の花を付ける。
オヘビイチゴの小葉は5枚で、他の3種の小葉は3枚。ただ、小葉の形が異なる。
ミツバツチグリの小葉は細長く、鋸歯が丸いのが特徴。
イワキンバイの小葉は鋸歯の切れ込みが浅く、小葉が菱形で、花茎に葉を付けるのが特徴。
ミヤマキンバイの葉の鋸歯の切れ込みはかなり深くて粗く、小葉が扇型で丸みが強い。



  ヘビイチゴ    ヘビイチゴ(果実)   ヤブヘビイチゴ   ヤブヘビイチゴ(果実)

この2種は、元ヘビイチゴ属とされていたもので、花茎の先に花は1個だけ付く。
また、花床が丸く膨らみ、痩果が付く。果床は淡紅色か紅紫色のため、偽果は赤く見える。
ヘビイチゴの小葉は3枚で、小葉の先は丸く、鋸歯も丸い。
ヤブヘビイチゴの小葉も3枚であるが、小葉の先が尖り、鋸歯の先も尖る。


ニセアカシア(Robinia pseudoacacia)
<マメ目・マメ科・マメ亜科・ハリエンジュ連・ハリエンジュ属>
 
マメ科ハリエンジュ属の落葉高木で、北米原産の移入種。
日本には、1873年に輸入され、街路樹、公園樹として植栽された。
標準和名は「ハリエンジュ」であるが、一般にはニセアカシアの名で呼ばれる事が多い。
輸入当初、本種をアカシアの名で呼んでいたが、本来のアカシアが輸入された際、変更された。
その名前が、「pseudoacacia」の直訳である「ニセアカシア」である。
樹高は20m以上になり、5月〜6月に大量の花を付ける。上質な蜜が取れる蜜源植物である。
葉は、奇数羽状複葉で、小葉は5〜9対付き、基部に一対の托葉由来の棘がある。
総状花序を付け、房状に強い芳香のある白色の蝶形の花を大量に咲かせる。

2012/5/21
崖になっている所に、白い花を大量に咲かせた樹があったので行ってみると本種でした。
崖の上で咲いていたので、距離があり、芳香は感じませんでした。

ホウチャクソウ(Disporum sessile)
<ユリ目・イヌサフラン科・チゴユリ属>
 
イヌサフラン科チゴユリ属の多年草で、在来種。
日本では、北海道から本州、四国、九州に広く分布している。
海外では、朝鮮半島から中国、樺太に分布する。
雑木林などで、樹間の開けた場所に多い。草丈は50cm程になり、上部で分枝する。
地下茎を伸ばし、その先に翌年の株が出来る。
葉は互生し、長さ10cm前後の長楕円形で先は尖る。葉の表面には光沢がある。
花期は4月〜5月で、枝先に花を数個付ける。
花被片の基部(白)から先端(淡緑色)までのグラデーションが美しい。
3枚の花被片と3枚の萼は合着していないが、開かないので筒状になる。
若芽は有毒成分を含むので、よく似た山菜のアマドコロやナルコユリと間違えないよう注意が必要。

2012/5/21
太陽の広場に登る途中、通路脇で見かけました。
花が終わってしまっていたため、同定に手間取ってしまいました。
葉の形状、分枝の様子、花後の若い果実の形状から本種と判断しました。

ホウチャクソウの花に関しては、こちらを参照ください。








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