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更新:2016/6/29

涸沼自然公園

2012/05/21



2012年5月21日、ひたちなか市で金環日食を見た帰り道、近くの涸沼自然公園に立ち寄りました。
涸沼といえば、ヒヌマイトトンボが発見された場所として有名ですね。
汽水域のヨシ原などが生活環境となるイトトンボで、個体数が激減しており、絶滅危惧種になっています。
涸沼は、「沼」と付いていますが、湖面積9.3平方キロの大きな汽水湖です。
下流側で、涸沼川が那珂川と合流して海につながっており、満潮時に海水が逆流します。
この涸沼の北側に涸沼自然公園があり、そこに立ち寄ることにしました。
ヒヌマイトトンボの発生時期は、6月〜9月なので、ちょっと時期が合いません。
それでも自然公園(キャンプやバーベキュウも可)なので、何かに会えることを期待。
行ったのが5月の平日であったこともあり、大変静かで、人もほとんどいませんでした。
最初に合ったのは、コブハクチョウの親子で、8羽のヒナを連れていました。
普段、多摩川で出会う野鳥は、大きくてもカモやカワウなどなので、その大きさにちょっとビックリ。
ヒナといっても、その大きさはカルガモくらいはありそうでした。
また、多摩川などではお目にかかれない、カントウタンポポにも会えました。


コブハクチョウの親子



公園に入って、しばなく進んだ所で大きなコブハクチョウに出会いました。
近づいて良く見ると周りにヒナがうろちょろしていました。その数、なんと8羽。
日本には本来分布していない外来種ですが、ここでは繁殖しているようです。
ここのヒナは、灰色ではなく、白い幼綿羽に覆われているので、ポーリッシュと呼ばれる白色型です。

詳しくは、こちらをご覧ください。

カントウタンポポ

   

公園内で見かけたタンポポは、全てカントウタンポポでした。
多摩川の河川敷やその周辺で見られるのは、セイヨウタンポポがほとんどで、本種を見たことがありません。
公園内には、これ以外にもいろいろな野草などが見られました。

その他の野草など、詳しくはこちらをご覧ください。

公園内で見かけた昆虫


     シオヤトンボ              ニホンカワトンボ          カクモンハラブトハナアブ

公園内では、いろいろな昆虫も見られました。小川近くではトンボの仲間がいました。
ヒメジョオンの群生地には、多くのアブやハチ、チョウの仲間が見られました。
また、ニセアカシア(ハリエンジュ)の所には、クロスズメバチが蜜を求めてきていました。

それ以外にもいろいろな昆虫がいましたが、詳しくはこちらをご覧ください。




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