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新規:2020/06/02
鶴巻温泉ウォーキング
2008/09/15



小田急電鉄が小田急沿線に設定した自然ふれあい歩道が70コースある事を知りました。
どのようなコースが設定されているのか、資料を見ていると鶴巻温泉コースというのが目に止まりました。
鶴巻温泉駅をスタートし、グルっと7.3kmを周って、戻ってくるコースです。
駅を出発して、東名高速の上を渡り、少し山を上りながら山あいの里地を巡ります。
1時間程、山あいの道を散策しながら三之宮比々多神社(さんのみやひびたじんじゃ)まで歩きます。
ここで右手に折れて、東名高速の下をくぐって農村の中を歩き、小田急線を超えます。
小田急線を越えた先で右折し、鶴巻温泉駅に戻りますが、全行程の所要時間は2時間前後です。
鶴巻温泉がどのような所か気になっていたのと、手ごろな距離でもあるので行ってみることにしました。



田んぼの脇を歩いているとき、ちょうどロマンスカーがやって来て、すれ違っていきました。



鶴巻温泉ウォーキング
インデックス



鶴巻温泉ウォーキング往路

鶴巻温泉駅をスタートし、鶴巻の温泉街を歩きます。共同浴場もあるようです。
温泉街を抜け、雑木林に沿って歩いていくと、東名高速の上を通る歩道橋がありました。
ここを渡った後、まっ直ぐに進むと園芸センターがあり、ジョロウグモが大きな巣を作っていました。
この先で国道246号を渡って、いよいよ山あいの里地に入ります。
この山あいの細い道を1時間ほど歩いて、三之宮比々多神社に向かいます。



山あいの道をしばらく上って行くと、キバナコスモスが道路脇にたくさん咲いている所がありました。
メドウセージも混ざっていて、手入れされているようには見えないのですが、以前は花壇だったのかも。



山あいの道を下って行くと、畑の脇にハナシュクシャ植えられている所がありました。
畑にはオクラのような花と、見たことがないショウガ科と思われるものがたくさん植えられています。
後で調べて、オクラと思ったものはトロロアオイ(和紙作りのネリの原料)の花と分かりました。
また、ショウガ科の花は、フクジンソウ(根茎は薬用)の花と分かりました。
少し離れた所で、大きなイチジクの木を見かけたのですが、そこにキボシカミキリが数匹付いていました。



国道246号近くまで下りた後、また、少し上りとなります。
その途中、道路脇でオミナエシが黄色い花を付けていましたが、既に種子が出来ているものもありました。
そのオミナエシ、よく見ると緑色のカメムシとアオバハゴロモが付いていました。

 
<三之宮比々多神社(さんのみやひびたじんじゃ)>
坂を下って、突き当りを右に曲がると三之宮比々多神社が見えてきました。
なにか祭事でもあったのでしょうか、中なら大勢の人が出てきました。




鶴巻温泉ウォーキング復路

三之宮比々多神社から右手に進むと、今度は左右に田んぼが広がる農道にでます。
東名高速の下をくぐると、農村の中に出るのですが、少し進むと田んぼが広がっています。
といっても、田んぼの向こうは工業団地になっているようで、それほど広くはないようです。
遠くに小田急線の線路が見えていて、そこにロマンスカーが左右から来て、すれ違っていきました。
三之宮比々多神社近くで見た田んぼは、まだ頭を垂れる所まで成熟していませんでしたが、
東名高速を越えると一変し、頭を垂れて黄色く色付き収穫間近といった感じです。
おそらく、植えられている稲の品種が違うのでしょう。
さらに、小田急線を越えた辺りでは、既に収穫作業の準備が行われているようでした。

 

三之宮比々多神社を後にして、少し進むと田んぼが広がっていました。
手前に黄緑色の穂と暗褐色の穂が立った稲が植えられており、その奥には黄色くなった穂が見えます。
手前の2種は、古代米(緑米、赤米など)ではないかと思います。まだ、花が開いたばかりのようです。
奥の方の稲も、黄色味が強いですが、穂が立っていて、頭を垂れて収穫できるまでには時間がかかりそうです。
右の写真は、東名高速をくぐった後に見えてきた田んぼで、こちらはしっかりと頭を垂れています。
先ほどの田んぼとはずいぶんと稲の状態が異なりますが、稲の種類が違うのでしょうか。


 
<VSE(50000形)とLSE(7000形)>
さらに少し進むと、前方に小田急線が見えてきて、ちょうどロマンスカーがすれ違って行きました。
左手の白いロマンスカーは、VSE(50000形)という7代目の新型特急で、"Vault Super Express"の略称です。
右手のロマンスカーは、LSE(7000形)という3代目の車両で、18年ぶりの新型特急車両として登場しました。
LSEは"Luxury Super Express"の略称で、1980年〜2018年まで運行されました。



小田急線を渡ると、田んぼが一面に広がり、黄色く頭を垂れた稲穂が収穫を待っていました。
収穫の準備作業でしょうか、遠くの方では、数ヶ所で何かを燃やしている煙が立ち上っていました。



<3000形と1000形>
写真を撮っていると電車が通過していきます。後で調べると3000形と1000形が連結されていました。
左手の窓が黒っぽく見える電車が3000形2次以降の車両で、UVカット遮光ガラスになっています。
そのため、外から見たときに窓が暗く写ります。また、戸袋窓がないのでスッキリとしています。
右手の電車は1000形で、本格的にVVVFインバータ制御方式と初めてステンレス鋼を採用した車両です。



<EXE(30000形)>
カメラをカバンに入れ、駅に向かおうとしたとき、EXE(30000形)が向こうからやって来ました。
慌ててカメラを出して、何とか撮影できました。EXEは"Excellent Express"の略称です。
ロマンスカーの中で最も座席定員が多いため、通勤・通学客が利用する「ホームウェイ」のメイン車両です。

改めてカメラを仕舞い、鶴巻温泉駅に向かいました。ここからは10分ほどの距離です。




鶴巻温泉ウォーキングで見かけた野草・昆虫など

鶴巻温泉ウォーキングでは山あいの道を歩いたこともあり、いろいろな植物や昆虫に出会えました。
良く知っているものもありましたが、初めて見るものもいくつかありました。
景色だけではなく、これらを探しながら歩くのも楽しいものです。



< 野草 >

   
<マルバルコウ>         <トロロアオイ>         <フクジンソウ>
   
<ツルボ>           <オミナエシ>          <ヒガンバナ>
   
 <ニラ>         <ママコノシリヌグイ>         <ハゼラン>

これら植物の詳細に関しては、こちらに紹介させていただきました。興味のある方はご参照ください。



< 昆虫など >

   
<イチモンジセセリ>        <キボシカミキリ>        <ミヤマアカネ> .

これら昆虫などの詳細に関しては、こちらに紹介させていただきました。興味のある方はご参照ください。





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