<黄金岩(こがねいわ)> .
黄金岩の名板の右側にある褐色味を帯びた岩と、その両側の灰白色を帯びた岩を対比した命名でしょうか。
右の写真は天井から短めのつらら石が垂れ下がり、一部、その先がストローになっていました。
秋芳洞の内部ですが、左は照明光で撮影したもので、右がフラッシュ撮影したものと合成したものです。
現在はLED照明に変わっているようですが、当時は水銀灯や電球による照明でした。
そのため、ホワイトバランスを調整しないと、緑っぽい色や橙色が入り混じった写真になってしまいます。
左の写真は、後で色調補正をして緑っぽい所を修正しましたが、奥の電球照明の所は赤味を増してしまっています。
また、撮影したところには照明がなかったので、手前の方が暗くなってしまいました。
そこでフラッシュ撮影したのですが、手前は写りますが奥まで光が届かず、奥は薄暗くなってしまいました。
そこで、手前が暗くなっている照明光撮影の画像と、手前のみ明るく写っているフラッシュ撮影の画像を合成しました。
要するに、良い所取りした画像ということです。手前の岩から、洞窟の奥の方まで見えていますね。
左の写真のつらら石は、先の方がこぶ状になったり、平たく横に広がった、不思議な形をしていました。
右の写真のつらら石は、太短くゴツゴツとしていて、白っぽい所と褐色に色付いた所が混じっています。
左の写真のつらら石は、先ほどのものより成長していますが、やはり白っぽい所と褐色の所が混じっています。
右の写真は「飛行機雲」の名板があります。名板の上の白い横に伸びる線を指しているものと思います。
手前の天井部分が緑色をしています。おそらく、人の持ち込んだ藻類などの繁殖によるものと思われます。
現在は、LED照明に切り替わって、繁殖が広がっているようで、かなり緑色に変色したところがあるようです。
左の写真では、岩の割れ目に沿って短いつらら石が線状に並んで、碁盤目のようになっています。
右の写真には「かくし船」の名板がありました。割れ目からのつらら石が大きく成長したようです。
左の写真は、ドリーネ(すり鉢状の溶食凹地)のようなものと思われます。
下の方に水が溜まっていますので、水がこの穴を通って下部に流れ、周りを溶かしたのかもしれません。
右の写真には、色も形もラグビーボールのようなつらら石が見られます。
ここで、秋吉台へのエレベーター乗り場に着いたので、上に上がることにしました。
さすが、日本最大のカルスト台地「秋吉台」ですね。広いです。
巨大な石灰岩の台地が、雨で削られ、無数の石灰岩柱になり、その下を草が覆い隠した景色がこれなんですね。
そして、この下に巨大な鍾乳洞である秋芳洞を始めとした、多数の鍾乳洞が隠れています。
自然が作り上げた壮大な景色を目の当たりにして、自然の力の偉大さを思い知らされます。
雄大な景色を堪能したので、地下の鍾乳洞に戻りました。
その後、出口まで行ったのですが、写真をあまり撮っていなかったので、戻って撮り直してきました。
<黄金柱(こがねばしら)> <黄金柱(こがねばしら)> <巌窟王(がんくつおう)>
エレベーターを降りた先に、秋芳洞最大の石柱「黄金柱」があります。高さ15m、幅4mあります。
近くで撮ったら全体が入りません。少し離れて撮ったのですが、上下が切れてしまいました。
次に現れたのは、大きな石筍である「巌窟王」です。高さ8m、直径3mとこれも巨大です。
<くらげの滝のぼり> <傘づくし> .
くらげの滝のぼりは大きなフローストーンで、壁面を流れ落ちる水によって作られたものです。
傘づくしはつらら石ですが、多数の細長いつらら石が、天井から垂れ下がっている様を傘に見立てたものです。
<百枚皿(ひゃくまいざら)> <千町田(せんまちだ)> .
どちらも棚田のようなリムストーンと呼ばれるもので、波紋の縁に石灰分が沈積してできたものです。
百枚皿は、比較的小さなものが500以上あり、千町田は数は少ないですが、1つの面積がかなり広いです。
なお、どちらも1つのリムストーンは高さ数十cm止まりで、それため皿を重ねたように見えるのが百枚皿です。
沖縄の
玉泉洞にもリムストーンがありますが、周囲31m、高さ2.5mとその大きさは別格でした。
秋芳洞の洞内の様子です。最も広いところで200mほどあり、最も高い所では80mほどあります。
この2枚の写真でも、その広さや高さが想像できると思います。
なお、右の写真では川が手前の方に流れてきていますが、この写真の手前側が出口です。
秋芳洞の出口です、外の光が眩いですね。洞内を流れてきた川の出口でもあります。