昇仙峡 インデックス
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昇仙峡の景観
中央自動車道を甲府昭和ICで降り、一路、昇仙峡の起点となる長潭橋(ながとろはし)を目指します。
国道20号から昇仙峡ラインを通るルートで、長潭橋の先にある駐車場に止めました。 平日でしたので、止まっている車は1台だけで、人もほとんどいませんでした。 長潭橋の手前まで戻って、昇仙峡ラインを歩いて登ります。 昇仙峡は、川によって花崗岩が深く浸食されてできたもので、あちらこちらに奇岩が見られます。 その奇岩には、いろいろな名前が付けられています。 かなりの想像力が必要なものから、分かりやすいものまでいろいろありました。 ただ、そのような奇岩でなくても、岩だらけの渓谷の景観は迫力があります。 2013/8/6 道路沿いを登っていくと、このような巨岩がごろごろと転がり、その間を水が流れ下っています。 巨岩の中には、角が丸くなったり、えぐり取られたようなものが多く見られます。 水やそこに含まれる小石などによる浸食と思いますが、気が遠くなるような時間をかけた芸術品ですね。 |
2013/8/6 左の2枚の写真は、ほぼ同じ場所を撮影したものです。右の方が少し川に近い所での撮影です。 2枚の写真の大きな違いは、シャッタースピードで、左は1/2000秒、右は1/10秒です。 そのため、左では飛沫が点状に写っていますが、右では線状に写っています。 私は、時間の流れも感じられる右の写真の方が好きですが、いかがでしょうか。 なお、バックに写っているのは「天狗岩」です。この角度から見ると鼻の長い天狗に見えますね。 右端は、昇仙橋の上から撮影したものです。 手前の岩、特に名前はないようですが、眼のような点が2つあり、カレイかカエルの頭に見えます。 口に見える左下の岩の割れ目、イメージ的にはヒラメなのですが、左に口があるのはカレイですね。 |
名前の付いている巨岩たち
昇仙峡ラインを歩いて登ると、所々に○○岩といった看板があります。
なるほどと納得のいくものもあれば、どれだかよく分からないものもあります。 それらを1つ1つ、想像を膨らませ、確認しながら歩いて行くと、あっという間に終点です。 |
大仏岩 道路の対岸に見える大きな岩です。大仏様が足を組んで座っているイメージなんでしょう。 ただ、私には達磨大師の方がイメージ的には合っている気がしました。 |
登竜岩 道路の対岸に見える大きな岩の壁です。下記のような説明書きがありました。 なお、右の写真は、左の写真の右側中央付近を拡大撮影したものです。 近くに、その解説の看板があり、下記のように記載されていました。 この岩は、輝石安山岩が花崗岩の亀裂に貫入したもので、 延長4kmに及ぶ、全国でも地質学上珍しい岩脈で、 この盤状節理が竜の鱗に似ているので登竜岩と称せられている。 甲府市 |
えぼし岩 いろいろ名前の付いている岩の中でも、分かりやすい岩です。 川の中程に鎮座している巨岩で、一体何トンあるのやら。 |
覚円峰 昇仙峡の主峰で、一際目を引く垂直に切り立った岩の峰です。 威厳に満ちたその美しい風貌は、見る人を圧倒します。 その頂上は畳数畳の広さで、そこで覚円が修業したとの言い伝えがあり、名前の由来だそうです。 |
天狗岩 昇仙峡園地に降りて、川縁から撮った天狗岩です。中央右側に天狗の横顔が見えますか。 この角度から見ると天狗に見えますが、こちらの写真の方が、分かり易いかもしれません。 覚円峰と天狗岩 昇仙峡の主峰「覚円峰」と天狗岩のツーショットです。 この位置からでは、天狗の横顔を想像するのはちょっと難しいですね。 |
石門 昇仙橋の手前にある石門です。遠目には、通路を作るために岩を穿ったように見えます。 でも、これは自然にできたもののようで、下の写真のように上の巨岩は浮いているのです。 左の巨岩の下が穿たれ、その後、右の巨岩がこの場所に流れてきたのでしょうか。 昇仙峡には、巨岩がごろごろしていますので、あり得ない話ではないように思います。 |
仙娥滝
昇仙峡ラインの終点近くにあるのが仙娥滝です。
岩の割れ目から流れ落ちている滝で、落差は30mほどの滝です。 滝の横の階段を登ると、昇仙峡ラインの終点です。 |
名勝 御嶽昇仙峡の碑 仙娥滝の手前で見かけた「名勝 御嶽昇仙峡」の碑です。 昇仙峡は、国の特別名勝に指定されており、正式名称は「御嶽昇仙峡」とのことです。 |
仙娥滝 遊歩道の階段を上る手前が仙娥滝のビューポイント。落差は30m程ですが、優美な滝です。 日本の滝百選にも選ばれている名瀑で、落差の割には広い滝壺を持っています。 仙娥滝の滝口 仙娥滝の遊歩道の階段を登ると仙娥滝の滝口を見ることができます。 ここから30m下まで、一気に水が流れ落ちています。 しかし、滝口は実に静かで、この先が滝だとは思えない風情です。 |
巨大水晶玉 仙娥滝の滝口左手に「昇玉堂」という社があります。 その中に、天然の水晶を磨き上げたという日本最大級の水晶玉が置いてあります。 直径80cm、重量450kg。江戸時代から磨き上げた研磨技術のなせる技。 |
天幸五龍神 昇玉堂の横手に鎮座してるのが、木彫りの「天幸五龍神」です。 木の根を利用して、実にうまく彫り込まれていました。 下は、その脇にあった立て札で、美龍、勝龍、健龍、財龍、学龍と紹介されていました。 |