さて、当日はあいにくの曇り空で、雨も降ったりやんだり。
幸い、昇仙峡に付いた時には、晴れることはありませんでしたが、雨は止んでいました。
散策コースは、天神森バス停近くの市営駐車場に車を止め、影絵の森美術館まで歩くものです。
昇仙峡に沿って道路を歩いて登ったのですが、たまに車が通る程度で人もまばらでした。
渓流の中や対岸などに名前の付けられた岩が所々にあります。
なるほどと思わせるものもありますが、どの岩がそうなのか良く分からないものもあります。
ちょうどお昼になり、覚円峰が真ん前に見える「樹光庵」さんでおそばをいただきました。
食事処の後方では、御主人がそばを打っておられ、出来立てがいただけます。
最後に、デザートのスイカまでいただき、景色と共に堪能しました。
「樹光庵」さんを後にして、遊歩道を進むと階段の手前に仙娥滝が現れました。
岩盤の隙間を流下する豪快な滝で、日本の滝百選にも選定されています。
遊歩道を登り切り、静観橋を渡ったところに「影絵の森美術館」があります。
世界的影絵の巨匠『藤城清治』氏の作品が常設展示されています。
館内には、幻想的な影絵作品がいろいろと工夫して展示されており、見ごたえがあります。
記念に、いくつかの影絵作品のポスターを購入し、バスで出発点の駐車場に戻りました。
その後、昼神温泉へ向かったのですが、長野自動車道との分岐を少し行ったところで大渋滞。
後で分かったのですが、キャンピングカーの横転事故で、全車線が通行止めになったとのこと。
先に進むことも戻ることもできず、宿への到着予定時刻がどんどん近づいてきます。
やっと動き出して宿に付いたのは6時前、バスが来る7時までに夕食を済ませてのドタバタでした。
肝心の星空ですが、ほとんどが雲に覆われて、所どころに雲の切れ間がある程度。
山頂に着き、ライドダウンされた時には、まだ、星空の半分程が雲の中。
カシオペアや北斗七星などは見えますが、天の川は良く分からないままタイムアップ。
少々がっかりしながらロープウェイで降りてくると、雲がほぼ無くなっていました。
急遽、駐車場などのライトダウンが行われ、駐車場での星空散策となりました。
翌日は、前日とは打って変わって、快晴となりました。
中央自動車道を駒ヶ根まで戻り、車を置いてバスでしらび平駅まで行きました。
平日ですが、多くの観光客でロープウェイに乗るまで、小一時間かかりました。
千畳敷駅に付き、外に出るとまだ雪渓の残る「サギダルの頭」から「宝剣岳」が、
その下にたくさんのコバイケイソウが咲き誇る千畳敷カールが目に飛び込んできました。
千畳敷駅を後にして、千畳敷カールをぐるっと回るコースを1時間ほどかけて回りました。
この年はコバイケイソウの当たり年だったようで、たくさん咲いています。
それ以外にも、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲなどいろいろな高山植物にも会えました。
コースの途中で、ニホンザルの群れが食事をしているところに出くわしました。
遊歩道脇で親子で食事中のニホンザルがいて、多くの人がカメラを向けていました。
掲載している画像は、全てオリジナル画像です。したがって、その著作権は、kazに帰属します。
画像の使用については、非公開で個人使用の範囲においてのみ、その使用を許可いたします。
また、当サイトのリンクについてはフリーです。
ただし、サイト内のページ構成は予告なく変更する場合がありますので、トップページへのリンクをお願いします。