飯田を後にして、宿泊先の湯田中温泉まで中央自動車道、長野自動車道を北上です。
長野自動車道に入った頃には、すっかり日も傾き、着いたのは19時過ぎでした。
※ 以下の写真は、主なものを抜粋したものです。詳細は、
こちらをご覧ください。
2017/7/15 17:42
中央自動車道から見えた北アルプスの方に沈む太陽です。
太陽の前に雲があったので、放射状に天使の梯子(angel's ladder)が伸びています。
2017/7/15 18:26
長野自動車道小布施PAで最後の休息を取りましたが、この少し前から彩雲が見えていました。
小布施PAでバスから降りたときには、色が淡くなってしまっていましたが、まだ、少し見えていました。
二股に分かれた雲の付け根辺りに、うっすらと赤や青の色が見えていましたが、写真は少し強調してあります。
高速を降り、湯田中のホテルに着いたのは、19時過ぎ。
部屋について直ぐに夕食となりました。かなり品数が多く、ボリューミーな夕食でした。
それで、腹ごなしも兼ねて、駅前で行われている夏まつりを見に行くことにしました。
2017/7/15
湯田中駅に着くと、ちょうど、3500系の電車が発車待ちしていました。
営団 日比谷線を走っていた3000系を譲り受け、改造した車両です。
懐かしさを覚える方もいるのではないでしょうか。
2017/7/15
夏まつり会場に着くと、ちょうど、地元の子供たちの和太鼓の演奏中でした。
良く練習しているのでしょう。息もよく合って、なかなかダイナミックな演奏です。
これが最後の演目だったらしく、終わると盆踊りとなり、その後、抽選会がありました。
その抽選会で、家内にサクランボが当たり、思わぬ所で長野産サクランボを楽しめました。
2017/7/15
夏まつりの会場を後にして、ホテルに戻る途中、角間川の橋の上から下流側を見たものです。
右手の繁華街の方は結構明るいのですが、左手の方は街灯はありますが、それ以外は少なく暗いです。
天気が良ければ、そこそこ星空も楽しめるのではないかと思えます。
2日目、朝食を竜王マウンテンパークで取り、お昼前に湯田中に戻ってきました。午後は自由時間です。
そこで開催中の湯めぐり温泉手形(¥600と割安でした)で、3ヶ所の温泉を楽しむことにしました。
ただ、開始時刻が14時からと遅い所を選んだので、それまで時間つぶしに散策することにしました。
2017/7/16
最初に行ったのは、湯宮神社の裏にある動き岩。
神社裏から狭い山道を登ります。かなり急な所もあり、着くまでに息が切れました。
複数の巨岩が重なり合っていますが、一部の岩を押すとある支点を中心に動くとか。
しかし、しっかりとかみ合った岩は、びくともしませんでした。
2017/7/16
その後、よろづやの前を通った時、家内がダメ元で入れるか聞きに行きました。
よろづやは、土日祭日は湯めぐりの対象外だったのですが、入れてもらえることになりました。
車での来訪ではなかったのが良かったようです。
2017/7/16
2017/7/16
その後、湯けぶり地蔵尊、世界平和聖観世音菩薩を訪れました。
現在の観音像(高さ約25m)は2代目で、初代は33mあったそうです。
重さも約22tあり、現存する金属製立像では、東洋一の大きさになるとか。
14時になったので、最初の温泉「一茶のこみち 美湯の宿」へ向かいました。
露天風呂に期待したのですが、ベランダのような露天風呂で、今一つ解放感を得られませんでした。
2017/7/16
さて、15時になったので、「よろづや」にお邪魔し、入浴させてもらいました。
さすがに立派なお風呂で、男湯のしののめ風呂は今風の佇まいでした。
女湯の桃山風呂は、レトロ調の風呂だそうです。どちらにも立派な露天風呂が併設されています。
ロビーも立派で、天井は格天井になっていました。
2017/7/16
最後は、ホテル白銀です。湯田中駅から少し奥に行った所にあり、玄関に極楽の湯の看板がありました。
露天風呂は岩で囲われた開放感のあるものでした。
ここで、湯めぐりも終わり、夕食の時間が近づいてきたので、ホテルに戻りました。
<渋温泉 金具屋> 2017/7/16
ホテルでの夕食後、隣の渋温泉まで行くことにしました。
湯田中のホテルから渋温泉の金具屋までは約2km(30分ほど)の距離です。
バスでの移動を考えたのですが、夕食の時間を考えると時間的に無理と分かりました。
仕方がないので、歩いて行くことにしたのですが、後で行った人にタクシーを使ったと聞きました。
その手があったかと、考えの足りなさを大いに反省。
ただ、歩いて行ったことでラッキーな点もありました。
※ 以下の写真は、主なものを抜粋したものです。詳細は、
こちらをご覧ください。
2017/7/16
歩いて渋温泉の入り口までは、昼間の散策時に歩いたところです。
湯田中温泉と異なり、渋温泉は道路の両側に旅館が並んでおり、コンパクトな印象を受けます。
入口から金具屋までは直ぐの印象があったのですが、意外と距離がありました。
金具屋の入口横には、写真撮影用のお立ち台があり、多くの人が記念撮影をしていました。
左の写真の植え込みの手前に台が置いてあります。
金具屋は4階まであるので、人と建物を一緒に写すには、台が必須のようです。
右は金具屋の玄関です。なんとも重みのある、重厚な作りの玄関です。
2017/7/16
左は歳月楼が国登録有形文化財であることを記した説明版、右は玄関脇にある金具屋の看板です。
2017/7/16
左の写真は、「鎌倉風呂」の建物だそうです。右下にお立ち台が見えています。
右の写真は、玄関から見える金具屋の内部です。天井や照明器具も和風の作りになっていました。
帰りも歩いて帰ったのですが、川を渡った対岸を歩いて帰ることにしました。
これが大きな誤算で、実は渋温泉の入口の所で渋温泉に沿った横湯川と角間川が合流していたのです。
それを角間川だけだと思い込んでいたので、合流地点でどちらに行って良いのか分からなくなりました。
橋はあるが、それを渡ると元に戻るしとうろうろ。その時、家内がホタルに気が付きました。
木の葉の上で明滅していたので、それを取ろうとしたとき、ポロリと落ちました。
そして、あろうことか私の鼻の頭に止まり、明滅し始めたのです。それを見た家内は、大爆笑。
そのホタルには退散願って、河原の方をよく見ると、ホタルが数匹飛び交っていました。
カメラは持っていましたが、小型のヘイケボタルは光が弱いので、手持ちでの撮影は無理。
写真撮影はあきらめて、しばし、ホタルが飛び交うのを観賞しました。
そして、このとき2本の川が合流していることに気づき、無事、ホテルに帰り付きました。
※ ホタルの撮影には、三脚が必須です。数秒露出で飛び交っているホタルが点線状に写ります。
その写真を複数合成すると、ホタルが乱舞する眼で見たイメージの
写真になります。
ちなみに、飛び交っているのはオスのホタルで、メスのホタルは葉の上でじっとしています。
この点から、私の鼻の頭に止まったのは、メスのヘイケボタルと思われます。
<渋峠・日本国道最高地点> 2017/7/17
最終日、まずは長野県と群馬県の県境にある渋峠を目指します。
そして、渋峠から徒歩で日本国道最高地点を目指します。バズが止まれる駐車場は渋峠にしかないからです。
※ このページの写真は、主なものを抜粋したものです。詳細は、
こちらをご覧ください。
2017/7/16
下界は30℃越えの猛暑でしたが、標高2,000m越えの渋峠は、曇っていることもあり気温は12℃。寒〜〜。
渋峠でバスを降り、霧(雲)の中を震えながら国道を最高点目指して歩きます。
2017/7/16
10分ほどで日本国道最高地点に到着。乗用車が10台ほど止まれる駐車場にモニュメントがありました。
晴れていれば下の方に芳ヶ平湿地群が一望できるはずが、ご覧の通りかすかに見える程度でした。
2017/7/16
あきらめて記念写真などを撮っていると、いきなり雲が切れて、芳ヶ平湿地群や白根山の噴煙が見えてきました。
その景色を堪能した頃に、再び雲が流れてきて、全てがホワイトアウト。霧の彼方に消えました。
すっきりとは行きませんでしたが、タイミング良く雲が切れてくれたのはラッキーでした。
2017/7/16
雲隠れされてしまったので、来た道を渋峠まで戻ります。
見えてきたのは渋峠ホテル。長野県と群馬県の県境に建つホテルで、県境で塗り分けられていました。
渋峠ともお別れし、最後の目的地である白駒の池・苔の森へ向かいました。
<白駒の池・苔の森> 2017/7/17
渋峠から白根山のふもとを回り、嬬恋村を経て南下していきます。
途中、佐久市のドライブインで昼食を取り、国道299号(メルヘン街道)に入って白駒の池に向かいます。
13時過ぎに最寄りの駐車場に着きました。駐車場はほぼ満車で、大型バスもたくさん止まっていました。
※ このページの写真は、主なものを抜粋したものです。詳細は、
こちらをご覧ください。
2017/7/16
駐車場から道路を横切り、白駒の池への道に踏み入れると、ご覧の通り一面に苔が生えていました。
この辺りには485種類の苔が自生しており、国内で確認されている苔類の1/4が見られるとか。
日本蘚苔類学会により2008年に「日本の貴重なコケの森」の1つとして認定を受けているそうです。
2017/7/16
樹の幹や地面は言うに及ばず、谷筋の岩の上にも苔が生えています。
もちろん、その生えている場所で苔の種類は異なっているのでしょう。
中には入れないので、通路の近くに生えている苔以外は、確認が難しいです。
<イワダレゴケ> <ホソバミズゴケ> <セイタカスギゴケ>
上段左端の写真で、樹の幹を覆っている苔はイワダレゴケです。通路近くでしたので確認できました。
上段中央の写真で、岩を覆っている苔の種類は、近づけなかったので不明です。何種類かあるようです。
上段右端の写真で、手前の青々としているのはセイタカスギゴケとコセイタカスギゴケで、混生しています。
これ以外にも確認できた苔はいくつかあります。その詳細に関しては、下記を参照ください。
<今回の旅で見かけた野草など>
<今回の旅で見かけた昆虫> <今回の旅で見かけた野鳥>
更新:2017/9/22
昆虫
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更新:2017/9/22
野鳥
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