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羊山公園で見かけた野草



アメリカスミレサイシン(Viola sororia)
<キントラノオ目・スミレ科・スミレ属>
 
2011/5/6 <スノープリンセス>
 
2012/4/20 <パピリオナケア>
スミレ科スミレ属の多年草で、アメリカ原産の帰化植物。無茎種。
園芸品種が雑草化した非常に強健なスミレで、湿り気のある林内や草地、道ばたなどで見かける。
国内の分布域は明確ではないが、かなり広範囲に逸脱している。
花色により数種類あり、紫色の「パピリオナケア」と呼ばれる品種、
白地に紫の筋が入る「プリケアナ」、純白の「スノープリンセス」、
白地に紫の斑点が入る「フレックス」などがあるとのこと。
花は、直径3cmほどになり大きめ。側弁には毛が密集している。
葉は、心形でいくぶん厚みがあり、若い葉の基部は巻き込む。

2011/5/6
アメリカスミレサイシンは、あちらこちらで逸出して野生化しています。
在来種に比べて強健なため、分布を広げているようです。
羊山公園で見かけたのは、上段の純白のスノープリンセスです。
下段のパピリオナケアは多摩川の近くでよく見かけたもので、参考のために掲載しました。

シロヤマブキ(Rhodotypos scandens)
<バラ目・バラ科・モモ亜科・ヤマブキ連・シロヤマブキ属>
 
バラ科シロヤマブキ属の落葉低木で、在来種。
自生するものは少なく、絶滅危惧種種に指定されている。
日本では、中国地方にのみ自生しているが、観賞用に全国の公園や庭木として植栽されている。
海外では、朝鮮半島から中国に分布している。北アメリカ東部に帰化して、増えている。
草丈は1〜2mになり、幹は褐色で、若い枝は緑色で無毛。
葉は対生し、長さ10p前後の長卵形で、基部はやや心形で、先は鋭く尖る。
葉の縁には鋭い重鋸歯があり、若い葉の裏には絹毛がある。古くなると脈上のみに残る。
葉表にも毛があるが、古くなると無くなる。葉柄は有毛で、長さは数o。
花期は4月〜5月で、新しい側枝の先に直径4cm前後の白花を付ける。
花弁は4個で広円形。花柱は4個で、オシベは多数ある。
萼片は長さ15oほどの狭卵形で、萼片の間には小さな副萼片があり、線形で長さは数oほど。
萼片の縁には鋸歯があり、萼片や副萼片、花柄には白い軟毛がある。
果実は痩果で、長さ7o前後の楕円体。4個が集まって付き、秋に黒く熟して光沢がある。

2007/4/30
羊山公園で見かけたシロヤマブキの花です。
右の写真は種子で、相模原市と町田市の境を流れる境川の河岸で見かけたものを参考のために掲載しています。
開花した花の前に黒い種子が残っていました。果実は通常4個あるのですが、1個は落果したようです。















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