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明野サンフェス/富士見高原ゆりの里(2005/07/30)



ユリの花のテーマパークが話題になっていたのですが、そこに行く日帰りバスツアーが目に止まりました。
北斗市にできたヒマワリを使ったテーマパークとのセット旅行です。
北海道などの広大な土地でのヒマワリの迷路などがTVで紹介されていたこともあり、参加することにしました。


<一面を埋め尽くすヒマワリの花>
ツアー当日、新宿のバス出発地に集合し、まずは、北斗市の明野に向かって出発です。
高速を降り、畑の中を進んでいくとひまわり畑が見えてきました。北斗市明野サンフラワーフェスの会場です。
バスを降り、ひまわり畑に行くと、いくつかの畑一面にヒマワリが植えられています。
開花状況が少しずつ違っているのは、播種の時期をずらして、開花が見られる期間を長くする工夫とのことです。
北海道ほどではないのかもしれませんが、目の届く範囲をヒマワリが埋め尽くしているのは壮観です。

会場を後にして、昼食のためにドライブインに移動。昼食後に、次の目的地である富士見高原に向かいます。


<一面を埋め尽くすスカシユリの花>
富士見高原ゆりの里(現在は花の里)は、スキー場のゲレンデを利用したゆり園です。
標高1300mの八ヶ岳南麓にある富士見高原にあり、色とりどりの500万輪のユリが咲き誇っていました。
入り口を入って直ぐの所に広がるのはロマンスゆり園で、黄色いスカシユリが一面に広がります。
その先の方には、白樺ゆり園があり、白樺の根元に色とりどりのユリの花が咲いています。
引き返して、リフトで上がった所に展望ゆり園があり、ユリの花越しに眼下の駐車場などが望めます。
とにかく、広大なゲレンデが色とりどりのユリの花に埋め尽くされた様は、圧巻です。

今日は、非日常的な大量のヒマワリとユリの花を見ることができ、大変満足できた1日となりました。


インデックス


北斗市明野サンフラワーフェス

正確には覚えていないのですが、明野サンフェスに行ったときには、メイン会場の辺りだけだったと思います。
このページを書くに当たり、改めて明野サンフェスを調べると、浅尾新田会場と農村公園会場が増えていました。
ひまわり迷路などもできて、いろいろと楽しめる所も増えているようですね。
毎年、この近くを夏には通るので、もう一度と思って寄り道したことがあります。
その時は、近くに行くまでは順調だったのが、急に大渋滞になり、全く動かないので諦めて帰った経験があります。
それ以来、行くのを躊躇っているのですが、最近は渋滞は緩和されたのでしょうか。
バスでの参加だったので、このときはすんなりと会場に到着し、一面に咲くヒマワリの花に圧倒されました。
ヒマワリの花も何種類か植えられているようで、花の大きさや色が異なるものがありました。
また、播種の時期をずらして、開花する時期を調整し、花が長く見られる工夫もされているようです。

直ぐ近くにブルーベリー農場があり、そこで新鮮なブルーベリーをいただきました。
農場の方の話では、最初うまく行かず、土をフワフワに改良したら、良く生るようになったそうです。
ブルーベリーは根張りが弱いので、硬い土では根が張れず、大きくなれなかったとの事。
実家でもブルーベリーを植えていたので、この話は大変参考になりました。

 
 

辺り一面を覆い尽くすヒマワリの黄色い大きな花、花、花……… 初めて見る景色に圧倒されます。
黄色い花弁の品種とオレンジ色の花弁の品種が見えるので、少なくとも2種のヒマワリが使われています。
といっても、黄色い花弁の品種は全体の1割にも満たない少数派のようです。

 
<開花したヒマワリと花後のヒマワリ>

人の顔ほどもある大きな花。これが一斉に太陽の方向を向いて咲いています。
言い方を変えると、太陽を背にした方向からは良く見えますが、それ以外では横だったり後だったりします。
つまり、見る方向が1方向に限定されてしまうのがヒマワリで、いろいろな方向に咲く花と異なる点です。
また、花後には右の写真のような状態になり、そして、熟すと黒っぽい種子が顔を出します。
そして、その種子は、煎って食べたり、絞って搾油するとヒマワリ油になります。
そうそう、ペットの餌にもなりますね。

富士見高原ゆりの里

次に向かったのは富士見高原ゆりの里です。スキーのゲレンデを利用したゆり園です。
標高1300mの八ヶ岳南麓にある富士見高原にあり、色とりどりの500万輪のユリが咲き誇っていました。
入り口を入って直ぐの所に広がるのはロマンスゆり園で、黄色いスカシユリが一面に広がります。
その先の方には、白樺ゆり園があり、白樺の根元に色とりどりのユリの花が咲いています。
引き返して、リフトで上がった所に展望ゆり園があり、ユリの花越しに眼下の駐車場などが望めます。
とにかく、広大なゲレンデが色とりどりのユリの花に埋め尽くされた様は、圧巻でした。

このページを書くにあたり、改めて富士見高原ゆりの里をを調べると、富士見高原花の里に変わっていました。
ユリの花も2017年からは栽培されなくなり、最近はススキノキ科のヘメロカリスに変わっているそうです。
花の形は似ていますが、ユリはユリ科、ヘメロカリスはススキノキ科で、キスゲやカンゾウの仲間です。
毎年、八ヶ岳自然文化園に行くとき、富士見高原の前を通るので、立ち寄ったことがあります。
ただ、外から見たときに、以前とあまり変わった様子が見られなかったので入りませんでした。
私のような人が多いのでしょうか、それがゆりの里から花の里に変わった理由かもしれませんね。
ただ、国営ひたち海浜公園のように、ネモフィラの青一色や紅葉したコキアの赤一色が定着している所もあります。
どのように人を引き付けるかが重要な戦略なのでしょうが、長く続くことを願うのみです。

 
<ゲレンデの上から見た様子>         <ゲレンデの下から見た様子>

<ロマンスゆり園>
この辺りには黄色いスカシユリのみが植えられていて、一面が黄色い花で覆われています。
この広いゲレンデ全体を黄色いユリの花が覆い尽くす様は圧巻です。
下段に少しアップにしたものを掲載しましたが、色の異なる黄色いスカシユリが混ざっているようです。

 
 
<白樺ゆり園>
ロマンスゆり園の下部に広がるのが、白樺林の中にユリの花が咲いている白樺ゆり園です。
ここでは、いろいろな色のユリが咲いていて、白樺とのコントラストが楽しめます。

 

ここから下りてきたときとは反対の山際の方を通って、ゲレンデの上部に戻ります。
この通路脇には、黄色いスカシユリ以外のピンクのスカシユリなどが見られました。

 
<ヤナギラン>
ほぼ登り切った辺りに、ヤナギランが咲いている一画がありました(左写真の左端のピンク色の部分)。
自生していたものが残してあるようで、右の写真のようなピンクの4花弁の花が咲き上ります。
伐採跡地などに群落を作るパイオニア植物で、英名のfireweedも山火事の後に生える雑草の意味です。

 
<リフトから上を見た様子>         <リフトから下を見た様子>

<展望ゆり園>
展望ゆり園では、色毎にストライプ状に植栽されている所と、ランダムに植えられている所がありました。
種類によって、花付きや開花時期が異なるのでしょうか。パラパラとしか咲いていない所もあります。

ここで見られた植物の詳細に関しては、こちらに掲載させていただきました。









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