美ヶ原高原の眺望 インデックス
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三峰大展望台より
ビーナスラインの途中、休憩に立ち寄った三峰大展望台。
大型台風も通り過ぎ、天候も回復してきていて、晴れ間も見えてきました。 2011/7/22 11:19 三峰大展望台から見た、これから向かう美ヶ原高原方向です。 まだ、雲の流れが早く、快晴とは行きませんが、天候の回復に期待です。 |
美ヶ原高原の遊歩道より
13時前に美ヶ原高原に着き、山本小屋ふる里館近くの駐車場に車を止めました。
ここで軽く昼食を取り、美ヶ原高原を通って王ヶ頭ホテルまで散策です。 2011/7/22 13:00 山本小屋ふる里館を出て、遊歩道を美しの塔の方に歩いている途中で見えた王ヶ頭ホテルです。 ホテルの周りには、多数の電波塔が立ち並んでいます。現在、16の事業所で利用されているとのこと。 2011/7/22 13:23 美ヶ原高原では、乳牛が放牧されており、所どころで草を食んでいました。 後で聞いた話では、夜には主役が野生の鹿に入れ替わり、牛よりも鹿の方が多くなるとか。 2011/7/22 13:25 美ヶ原高原では、牛舎のようなものはなく、放し飼いにされています。 そのため、牛は広い高原で、自由に動き回り、草を食み、活動しています。 2011/7/22 13:29 いつもは、のんびりと草を食んでいる乳牛ですが、走ると結構なスピードです。 |
美しの塔
美ヶ原高原で、霧で遭難するのを防止するために作られたという美しの塔。
1954年に設置され、1983年に改築されて今の姿となっています。高さは約6mです。 2011/7/22 13:37 美ヶ原産の鉄平石が貼り付けられた塔。 その上空では、ちょうど雲が切れ、青空に広がる高層雲が綺麗に見えていました。 |
アルプス展望コースより
美しの塔を過ぎた先で、高原の上を行く遊歩道か、少し迂回するアルプス展望コースの分岐がありました。
まだ、時間的に早かったため、アルプス展望コースの方を回って、ホテルに向かうことにしました。 2011/7/22 14:29 アルプス展望コースの入口に着くと、眼下に大きな谷が広がっていました。 このときは雲が低く垂れこめ、谷の上だけをほぼ覆っているように見えました。 2011/7/22 14:30 アルプス展望コースを少し進んだ所から見た王ヶ頭ホテルです。 人が歩いている所がアルプス展望コースで、斜面の上部にルートがあるのが分かりますね。 2011/7/22 14:38 アルプス展望コースのガレ場には、所どころにケルン(cairn)が積み上げられていました。 2011/7/22 15:04 アルプス展望コースから下を見下ろすと、遠くに最初に見た草原らしきところも見えています。 この斜面の縁には、ミネウスユキソウがたくさん生えており、その白い苞葉が目を引きます。 2011/7/22 15:27 振り返ると歩いてきたアルプス展望コースが一望できました。 アルプス展望コースが、美ヶ原高原の縁に沿って作られているのが良く分かります。 2011/7/22 15:28 前方に王ヶ頭が見えてきました。 王ヶ頭の石碑の前から谷の方を見ている人が写っていますが、その直ぐ前は断崖です。 |
王ヶ頭
美ヶ原高原の最高地点が王ヶ頭で、標高は2034.34mあり、3等三角点が設置されています。
周囲には、他ににも王ヶ鼻、茶臼山、牛伏山、鹿伏山、武石峰といったピークがあります。 2011/7/22 15:30 アルプス展望コースの王ヶ頭ホテルの下を通り過ぎ、少し行き過ぎたところで、王ヶ頭の方に登ります。 王ヶ頭には石碑があり、その標高が2034mであることが記載されていました。 右手には、私たちの通ったアルプス展望コースとは反対側からのルートが見えています。 2011/7/22 15:32 王ヶ頭の石碑の左には、かなり傷んで見づらいですが、不動明王らしき剣を持った石仏があります。 さらにその左には、イノシシに乗って矢を構えたレリーフがありました。 |
王ヶ頭ホテルより
王ヶ頭でUターンし、王ヶ頭ホテルの方に戻りました。
王ヶ頭ホテルの横手から表に回り、チェックインしました。 2011/7/22 17:26 王ヶ頭ホテルの玄関からは、電波塔の周りを飛び交うイワツバメが良く見えます。 王ヶ頭ホテルの壁などに営巣しているようで、親鳥がせっせと餌を運んでいました。 2011/7/22 17:31 王ヶ頭ホテルの部屋から見た美ヶ原高原です。 ほぼ中央辺りに美しの塔が見えており、乳牛があちらこちらにいるのが分かります。 2011/7/22 19:12 日が暮れた頃から、霧が発生し、ご覧のとおりホテルもすっかり霧(雲?)の中です。 2011/7/22 21:05 日が落ちてから、バスに乗っての星空観望ツアーに参加しました。 しかし、雲というか、霧がかかってしまい、星空は全く見えませんでした。 運転手さんが、ヘッドライトを点けて、霧を使ったブロッケン現象の説明をしていました。 明日の朝、うまくすると本物のブロッケン現象を見ることができるかもしれません。 2011/7/22 21:23 21時過ぎになると霧が晴れて、遠くの街明かりが見えていました。 屋上の展望台に出てみましたが、雲の切れ間から少し星が見えてきました。 しばらく見ていましたが、雲が完全に切れることはなく、星見は断念しました。 後は、翌朝の雲海を期待して、就寝です。 |
王ヶ頭ホテルからの夜明け
4時に目ざましに起こされて、薄暗い中、外を見ると雲海が広がっていました。
急いで、カメラの準備をして外に出ました。 2011/7/23 4:11 外に出ると、期待通りに雲海が広がっていました。 まだ、薄明が始まったばかりで薄暗いのですが、遠くまで雲海が広がっているのが分かります。 2011/7/23 4:23 日の出が近づくにつれ、外がどんどんと明るさを増してきています。 ホテルの外壁が、薄明に照らされて明るくなってきましたが、山陰の雲海は薄暗いままです。 2011/7/23 4:46 外に出ると、日の出を見るために起き出した人たちが、あちらこちらで待ち構えていました。 薄明の中、太陽の出る辺りの雲がどんどんと明るさを増していきます。 2011/7/23 4:52 4時52分、ついに太陽が雲の中から顔を出しました。 2011/7/23 4:54 太陽が雲海の上に顔を出してから2分ほどで、完全に雲の上に太陽が出ました。 赤い光が草原の高い所から赤く染め始め、徐々に下の方に広がって行きます。 2011/7/23 5:01 太陽が昇った後、西の方向を見ると、やはり一面の雲海でした。 こちらは、まだ日が当っていないので、雲海は安定していました。 2011/7/23 5:03 太陽がさらに登り、草原や木々が赤っぽい光に包まれていきました。 2011/7/23 5:13 太陽の光が、西の方の雲海にも指し込み始め、雲が動き始めました。 遠くの方で、山の斜面を雲が流れ落ちる滝雲が見られました。 中央に見える雲海が、左手の山の峰を超えて、下の方に流れ落ちています。 2011/7/23 5:14 日の出と共に、暖められた空気が動き始め、下の方にあった雲が美ヶ原高原に上がってきました。 雲の尖端が、高さ数十mの壁となって、美ヶ原高原を走って行きます。 なお、写真右手の中程に美しの塔が見えていますので、壁の高さが想像できると思います。 2011/7/23 5:43 部屋に戻って、窓から外を見ると、昨日、歩いて来たアルプス展望コースを雲が流れ落ちていきます。 いわゆる滝雲と呼ばれる現象で、その上をイワツバメがせわしなく飛び交っていました。 |
王ヶ鼻 ブロッケン現象
ホテルの方の案内で、王ヶ鼻へのツアーがあったので参加しました。
運が良いと、ブロッケン現象を見ることができるとのこと。 で、結果はというと以下の通りです。 2011/7/23 7:00 はっきりとは出ませんでしたが、うっすらと自分の影を確認できました。 写真の中央に若干赤っぽく見えている所で、右はその部分の拡大です。 良く見ると、両手を下げ気味に開いているのが分かると思います。 はっきりしないのは、雲が太陽を隠し、太陽の光が弱かったためとのこと。 この後、ホテルに戻り、朝食を取って、この後の予定を確認しました。 当初は、そのまま帰る予定だったのですが、近くの八島ヶ原湿原、大王わさび農場に立ち寄ることにしました。 ホテルを出て、昨日のアルプス展望コースの上部にある美ヶ原高原の遊歩道を通って、10時過ぎに車に戻りました。 |