和名インデックス
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イチョウ(Geranium carolinianum)
<イチョウ目・イチョウ科・イチョウ属> イチョウ科イチョウ属の裸子植物で、裸子植物門イチョウ綱の中で唯一の現存種。 そのため生きた化石と呼ばれている。 中国原産の落葉高木で、雌雄異株であるため、雄株と雌株があり、実は雌株にのみになる。 葉は扇形で葉脈が付け根から先端まで伸びており、葉の中央部が浅く割れている。 種子は、11月頃に熟すると軟化し、カルボン酸類特有の臭気を発し、素手で触るとかぶれる。 人為的な移植により、現在は世界中に分布しており、 年平均気温が0〜20℃、降水量500〜2000mmの地域に分布している。
2005/11/13
天目山栖雲寺の境内で見かけた、きれいに黄葉したイチョウです。 周りに色付いた木々がなかったので、このイチョウが一際目立っていました。 このイチョウの樹には、銀杏の実がたくさん付いていましたので、雌株ですね。 | |||||||||||||
マユミ(Euonymus sieboldianus)
<ニシキギ目・ニシキギ科・ニシキギ属> ニシキギ科ニシキギ属の落葉小高木で、在来種。 材質が強い上によくしなるため、古来より弓の材料として知られ、それが和名の由来になっている。 日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に分布する。 海外では、朝鮮半島から中国、ロシア、インド、ネパール、アフガニスタン、タイなどに広く分布する。 樹高は3〜5mで、幹は灰褐色。古くなると縦に筋が入り裂ける。枝には鈍い4稜がある。 葉は対生して無毛。葉柄は長さ10o程で、葉身は長さ10p前後の長楕円形。縁に細かい鋸歯がある。 花期は5月〜6月。本年枝の葉より下の芽鱗痕の脇から集散花序が出る。 花序には、まばらに1〜7個、直径10o程の緑白色の小花を付ける。 花弁は4個、オシベは緑色の四角形の花盤の上に4個付く。 花柱には長短の2型あり、花柱の長いものは雄しべが短い。 果実(刮ハ)は、長さ1p程の倒三角形、4個の稜があり、10〜11月に淡紅色に熟す。 熟すと4裂し、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔をだす。
2005/11/13
山梨県道218号に並行する側道を歩いているとき、道路脇で見かけたマユミです。 果皮が弾けて、赤い種子が顔を出している状態のものは、初めて見ました。
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ツルウメモドキ(Celastrus orbiculatus)
<ニシキギ目・ニシキギ科・ツルウメモドキ属> ニシキギ科ツルウメモドキ属の落葉つる性木本で、在来種。雌雄異株。 日本では、北海道から本州、四国、九州、南西諸島までの全域に分布する。 海外では、日本を含め東アジア一帯に分布している。 蔓は長さは数m以上になり、本年枝は無毛で黄緑色だが、2年目には木化して赤褐色になる。 幹は右巻きに巻き付き、皮目が目立つようになって、太いものでは直径20cmに達して樹皮は灰色。 葉は互生し、葉身は長さ5〜12cmの広卵形で、浅い鋸歯があり、薄い紙質で、秋には黄葉する。 花期は5月〜6月で、葉腋に集散花序を付け、雄株は1〜10数個、雌株は1〜3個の花を付ける。 花は淡黄緑色で、直径6〜8mm。花柄の中央より基部側に関節がある。 花は5数性で、花弁、萼片、オシベは各々5個ある。雄花の中央には退化したメシベがある。 雌花は、雄花よりやや小さめで、中心に3裂した柱頭があり、周りに退化したオシベが5個ある。 果実は秋に淡黄色に熟して3裂し、鮮やかな橙赤色の仮種皮に被われた種子が現れる。
2005/11/13
山梨県道218号に並行する側道を歩いているとき、道路脇で見かけたツルウメモドキです。 黄色く熟した果実を大量に付けているものもあり、果皮が弾けて赤い種子が顔を出していました。 | |||||||||||||
ベニシタン( Cotoneaster horizontalis)
<バラ目・バラ科・シャリントウ属> バラ科シャリントウ属の半常緑低木で、原産地は中国。 日本には、昭和初期に渡来し、実生や挿し木で容易に殖やせるため、各地に広がっている。 樹高は1mほどで、枝はアーチ状に水平に広がり、刺はない。 葉は2列で互生し、葉身は長さ5〜15mmの倒卵形で、厚くて光沢があり全縁。 花期は5月〜6月で、直径6mm前後の白色〜紅色の5弁花を密に付ける。 ベニシタンの花弁は平開せず、開花してもかろうじて虫が出入りできる程度に開くだけである。 果実は直径5o前後の球形で、鈴なりになった果実は秋に熟して鮮紅色に色付く。 花や果実がトキワサンザシに似ているが、樹高が低く、葉が小さいことで区別可能である。
2005/11/13
栖雲寺から甲斐大和駅に戻る途中、民家の石垣から顔を出していたベニシタンです。 赤い果実が大量に付いていたので、最初見たときトキワサンザシではと思いました。 しかし、果実の付き方や葉が異なるように思い、後で調べてベニシタンと分かりました。 | |||||||||||||
リンゴ(Malus pumila)
<バラ目・バラ科・モモ亜科・ナシ連・ナシ亜連・リンゴ属> バラ科リンゴ属の落葉高木で、カザフスタン南部、キルギスタン、タジキスタンが原産地とされている。 そのため、植物学上は「セイヨウリンゴ」と呼ばれている。 日本には、ヨーロッパやアジア経由で移入されたと考えられている。 日本では、病害抵抗性、食味、収量などの品種改良が進んでいる。 リンゴは、自家結実性が低く、1本ではなかなか結実しない。 そのため、S遺伝子型の異なる複数の品種を一緒に植える事が多い。
2005/11/13
景徳院から竜門峡に向かう途中、道路脇の果樹園でリンゴが実っていました。 赤く色づいていて、収穫間近といった感じです。おそらく、無袋栽培のふじでしょう。
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ツタ(Parthenocissus tricuspidata)
<ブドウ目・ブドウ科・ツタ属> ブドウ科ツタ属のつる性の落葉木本で、在来種。 北海道から本州、四国、九州と全国の山野に分布する。 ツルは太いもので数cmになり、古いツルの樹皮は黒褐色。 本年枝の樹皮は赤褐色〜黄褐色で無毛。丸い皮目が多数ある。 葉には2種類あり、花の付く短枝の葉は大きく、長い葉柄がある。 葉身は長さ5〜15cmの広卵形で、上部は3裂して先は鋭く尖り、縁にはまばらな鋸歯がある。 花の付かない長枝の葉は、小さくて葉柄も短い。葉身は単葉〜3深裂するものまで多様。 短枝の先に集散花序を出し、直径5mmほどの黄緑色の5花弁の花を付ける。オシベは5個。 果実は液果で、直径5〜7mmの球形で、秋には藍黒色に熟す。
2005/11/13
栖雲寺から甲斐大和駅に戻る途中、道路脇のコンクリート壁にツタが這っていました。 真っ赤に紅葉して、無味乾燥なコンクリート壁を艶やかにしていました。 | |||||||||||||
ヒノキ(Chamaecyparis obtusa)
<マツ目・ヒノキ科・ヒノキ亜科・ヒノキ属> ヒノキ科ヒノキ属の針葉樹で常緑高木、在来種。 日本では、本州の福島県以南から四国、九州に分布し、海外では台湾に分布する。 日本では樹齢450年のものが木曽に自生しているが、台湾には樹齢2000年と言われるものがある。 樹高は、20〜30mのものが多いが、大きいものでは樹高50m、直径2.5mになる。 幹は赤褐色、縦に樹皮が薄く裂けて剥がれ落ち、スギより粗い。 樹皮は、神社の屋根に檜皮葺として古くから利用されてきた。 葉は鱗片状で枝に密着し、枝全体としては扁平で、細かい枝も平面上に出る。 2つ折りの葉と菱形の小さな葉が交互に並び、葉裏にはY字形に見える白色の気孔帯がある。 花期は3月中旬〜4月で、雌雄同株。雌花は直径3〜5mmの球形、雄花は長さ3o前後の惰円形。 果実は熟すと直径1cmほどの赤褐色の球形になり、果鱗が開いて種子を落とす。
2005/11/13
山梨県道218号に並行する側道を歩いているとき、民家の庭先で見かけヒノキです。 そう大きくはない樹でしたが、大量の果実が付いていたので、思わず撮ってしまいました。 | |||||||||||||
コアジサイ(Hydrangea hirta)
<ミズキ目・アジサイ科・アジサイ属・アジサイ節・コアジサイ亜節> アジサイ科アジサイ属の落葉低木で、日本固有種。 日本では、本州の関東以西から、四国、九州に分布する。 山地や丘陵の明るい林内や林縁、林道沿いや伐採跡地など、山地の明るい場所に多い。 樹高は0.5〜1mで、幹は下部で分岐し、枝は横に広がる。樹皮は縦にひび割れて薄くはがれる。 葉は対生し、長さ4〜8cmの広卵形。先は鋭く尖り、基部は広いくさび形で、鋭く大きな鋸歯がある。 葉質は薄い草質で、両面とも毛が散生し、秋に鮮やかな黄色に紅葉する。 花期は5月〜6月で、枝先に直径5cm前後の散房花序をつける。 装飾花はなく、直径5mmほどの両性花のみを多数付ける。 青く縁どられた白色の花弁は5個で、10個のオシベは花糸が青く、花弁より長い。葯は黄白色。 花柱は2〜4個で、萼片は卵状三角形。花柱、萼片とも果時まで残る。 果実は直径2mm前後の卵形で、頭部に花柱が残存する。熟すと花柱の間で裂開して種子を出す。
2005/11/13
竜門峡の遊歩道を歩いているとき、眼下に見事に黄葉した樹が見えたので撮影したものです。 何の樹か分からなかったのですが、大きな鋸歯があったので、その特徴から探して本種と分かりました。 まさかアジサイの仲間だとは思ってもいなかったので、ちょっと驚きました。 | |||||||||||||
イロハモミジ(Acer palmatum)
<ムクロジ目・ムクロジ科・カエデ属> ムクロジ科カエデ属の落葉高木で、本州の福島県以南から四国、九州に分布する。 日本以外では、朝鮮半島から中国、台湾と東アジアに分布する。 日本では最もよく見られるカエデ属で、秋には黄褐色から紅色に紅葉する。 葉は対生し、掌状に5〜9深裂し、この裂片を「いろはにほへと……」と数えたことが和名の由来。 4〜5月頃、本年枝の先に暗赤色の花が垂れ下がってつく。雄花と両性花がある。 5個の暗紫色の萼片と、5個の黄緑色もしくは紫色を帯びる花弁をもつ。 果実は翼果で、10〜15mm程の翼があり、熟すと風で飛ばされる。 ※ よく似たモミジの識別は、下記の特徴から大まかに判断できる。
2005/11/13
景徳院の参道や境内で見かけたイロハモミジです。 葉に重鋸歯があるのは、イロハモミジとヤマモミジですが、太平洋に近いので本種としました。 ただ、植栽されたものの場合は、種子の付き方などを確認しないと断定はできません。 | |||||||||||||
オオモミジ(Acer amoenum Carr.)
<ムクロジ目・ムクロジ科・カエデ属> ムクロジ科カエデ属の落葉高木で、在来種。 日本では、北海道中部以南〜本州、四国、九州の太平洋側に分布する。海外では朝鮮半島に分布する。 樹高は10〜15mで、幹は灰褐色。滑らかで、古くなると樹皮が縦に浅く裂ける。 葉は対生し、葉柄は3〜5cmで、葉身は5〜12cm。掌状に5〜9裂し、細かな短鋸歯がある。 なお、葉の切れ込みはやや浅く、ヒロハモミジの別名があるが、変異があり深裂するものもある。 花期は4月〜5月。雌雄同株で、同じ花序に雄花と両性花が混じる。 複散房花序に数十個の花が付き、花の直径は4〜6mm。花弁は5個で、淡紅色から帯紅色。 オシベは8個で、萼片は暗紅色。翼果は葉の下に垂れ下がり、開いたV字型かU字型になる。 ※ よく似たモミジの識別は、下記の特徴から大まかに判断できる。
2005/11/13
竜門峡の遊歩道を歩いているときに見かけた、自生のオオモミジです。 左の写真のようにイロハモミジのような重鋸歯ではなく、細かい単鋸歯の葉が特徴です。 黄葉する樹が多い中で、右の写真のように赤、黄、緑と源平になる樹がたまに見られました。 | |||||||||||||
ウリカエデ(Acer crataegifolium)
<ムクロジ目・ムクロジ科・カエデ属> ムクロジ科カエデ属の落葉小高木で、日本固有種。雌雄異株。 日本では、本州の福島県以南から四国、九州に分布する。 樹高は5〜8mで幹は直立して直径は5〜10cm、樹皮は青緑色を帯び縦に濃緑色の筋が入る。 今年枝は緑色から暗紅紫色で、花時のみ縮毛があるが、後に落ちる。 葉は対生し、葉身は長さ4〜8cmの長卵形で、分裂しないか、3浅裂、稀に5浅裂する。 先は尾状に尖り、基部は浅い浅心形。縁には不ぞろいな重鋸歯がある。 花期は4月〜5月で、有花枝の先から長さ2〜5cmの総状花序を出し、淡黄色の花を10個前後付ける。 雄花には長さ3〜4oの萼片と4〜5oの花弁が各々5個あり、長さ2oほどのオシベは8個ある。 雌花には長さ2o前後の萼片と8o前後の花弁が各々5個あり、長さ1mmほどの退化オシベは8個ある。 雌花の子房には赤褐色の短毛があり、2裂する花柱は外曲する。 果実は翼果で、長さ2cm前後の2個の分果は無毛。翼は水平に開いて赤みを帯び、6月〜10月に熟す。
2005/11/13
竜門峡の遊歩道を歩いているとき、眼下に見事に黄葉した葉が見えました。 谷筋の黄葉した葉に、スポットライトのように陽が射し込んで、俺を見ろ! と主張しているようでした。 何の葉なのか分からなかったのですが、5裂した葉の特徴から調べて、ウリカエデとしました。 イタヤカエデも5〜9裂しますが、横幅が長さと同じが広くなり、鋸歯がないので異なります。 | |||||||||||||
ナガイモ(Dioscorea batatas)
<ヤマノイモ目・ヤマノイモ科・ヤマノイモ属> ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草で、中国原産の栽培品種。 ナガイモは、ヤマノイモとは別種のヤマノイモ属で、風味などが異なる。 ナガイモは、概ね、ナガイモ群、イチョウイモ群、ツクネイモ群の3つに分類される。 ※ この3群の各々の特徴などに関しては、下記の「ヤマノイモとヤマイモ」を参照ください。 葉は基部では互生し、上部の花序が付くところでは対生になる。 葉身は長さ3〜15cmの三角状披針形で、基部は心形。 基部が左右に張り出すのが特徴で、葉柄は長さが2〜3cmある。 花期は7月〜8月で、雌雄異株。雄花序は長さ5cm前後で、バラバラに立ち上がる。 雄花は、緑黄色の外花被片3個に包まれ、ほぼ球形。内花被片は少し小さい。 オシベは6個で、花の基部には長さ1mmほどの苞がある。 雌花序は、長さ5cm以下で、数個が集まって垂れ下がる。
2005/11/13
山梨県道218号に並行する側道を歩いているとき、道路脇で見かけたナガイモです。 葉が黄褐色に黄葉し、ムカゴが付いていましたので、最初、ヤマノイモかと思ったのですが違いました。 葉をよく見ると、葉の基部が横に張り出していますので、張り出しの無いヤマノイモではありません。 ツクネイモ群は関東では作られていませんので、ナガイモ群かイチョウイモ群のどちらかです。 イチョウイモ群とツクネイモ群の葉は、どちらも基部の張り出しはないので、ナガイモに確定です。 おそらく、最も生産量の多いナガイモ群が逸出して野生化したものと推測されます。 ここでは、マユミの木にヤマイモとツルウメモドキが絡みついて、なかなか賑やかです。 ピンクの果皮(種子は赤い)が見えるのがマユミで、球形の黄色い果実や赤い種子がツルウメモドキです。
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キウメノキゴケ(Flavoparmelia caperata)
<チャシブゴケ目・ウメノキゴケ科・キウメノキゴケ属> ウメノキゴケは地衣類の一種で、灰緑色の葉状地衣類。樹皮や岩に着生する。 元はウメノキゴケ属に分類されていたが、キウメノキゴケ属に分類されるようになった。 日本では、北海道から本州、四国、九州に分布し、海外では北半球に広く分布している。 地衣体は葉状で、直径5〜20cmになり、背面が黄緑色〜淡黄色、日陰では緑灰色になる。 裂片は幅5〜13mmで、先が円く、表面にはしわがある。 腹面は縁が褐色で、中央部は黒色。黒色の偽根がある。 ウスニン酸を含む事が和名のキイロの由来であるが、髄層は白色である。 子器は背面の中央部に付き、縁は平滑。子器盤は褐色で、子嚢は棍棒形。
2005/11/13
竜門峡の遊歩道を歩いているとき、その脇のコンクリートにへばり付く地衣類を見かけました。 周辺は褐色味を帯びた黄緑色で、中心から丸く放射状に広がっています。 名前を調べようとしたのですが、似たようなものがいろいろ出てきてこの写真から判定するのは難しそう。 ウメノキゴケ科、ゲジゲジゴケ科辺りが、丸く広がる点とか、裂片の形状が似ているようです。 候補となったのは、キウメノキゴケ、コナウチキウメノキゴケ、キウラゲジゲジゴケ、シロムカデゴケなどです。 キウラゲジゲジゴケは、裂片が明らかに細く、見た目からして異なるようです。 シロムカデゴケも裂片が少し細く、色白過ぎます。コナウチキウメノキゴケも同様です。 ヒカゲウチキウメノキゴケも裂片が少し細く色白ですし、ウメノキゴケは逆に裂片が太く、色白です。 で、残ったのがキウメノキゴケで、裂片の幅や黄緑色を帯びた色もあっているようです。 消去法でキウメノキゴケとしましたが、見落としたものもあると思いますので、全く自信はありません。 |