五色沼で見かけた昆虫
和名インデックス |
ニホンカワトンボ(Mnais costalis)
<トンボ目・イトトンボ亜目・カワトンボ上科・カワトンボ科・カワトンボ亜科・カワトンボ属>
カワトンボ科カワトンボ属の中型のトンボの一種。 日本では北海道から本州、四国、九州と広く分布する。海外では、千島列島にも分布する。 以前は、いろいろな名前で呼ばれていたが、DNA解析によって2種に分類、統合された。
オオカワトンボ→ニホンカワトンボ
ヒガシカワトンボ→オオカワトンボ→ニホンカワトンボ ニシカワトンボ→カワトンボ→アサヒナカワトンボ
体長は50〜60oほどあり、オスの翅の色には3タイプ(橙色、淡橙色、無色)がある。
メスの翅の色は2タイプ(淡橙色、無色)になる。 なお、橙色型の成熟したオスでは、翅の前縁部分に半透明な斑がある。 縁紋は、オスでは成熟すると白色から赤褐色に変わり、メスは白色のまま変わらない。 アサヒナカワトンボと良く似ているが、縁紋が本種の方が長くなる。
2008/6/28
弁天沼に近い沢で、岩の上に止まるニホンカワトンボを見かけました。 胸部や腹部が白く粉を吹いたようになっていますので、成熟したオスの個体です。 オスの翅の色には3タイプありますが、これは橙色翅型で、縁紋も赤褐色に変わっています。
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