坂を少し上って行くと等覚院の石碑があり、その先に立派な山門が見えてきました。
失礼な言い方になってしまいますが、このような立派な山門があるとは思ってもいませんでした。
石碑の周りにもツツジが咲いていましたが、大輪のヒラドツツジのようで、まだ、5分咲き程度です。
石碑の裏側に掲示板があり、自書されたものが掲示されていました。
山門の方に参道を上って行くと、左には白、右には赤紫色のヒラドツツジが植えられていました。
山門の右手には、ピンクのヒラドツツジが植えられており、こちらは8分咲きといったところです。
ヒラドツツジは、赤いキリシマツツジより開花が遅いようです。
赤いキリシマツツジは満開のようで、斜面一面を赤く染め上げていました。
話は変わりますが、この山門の左右には立派な仁王像が安置されていました。
これだけ立派な山門を建立できるということは、かなりの財力と力があったんでしょうね。
山門脇から見える斜面は赤いキリシマツツジ覆われていて、斜面全体が燃えているようです。
Webに雨で花が散りかけていると出ていたのは、おそらくこのツツジの事だと思われます。
よく見ると、多くの花が萎れかけており、遠目には赤く見えて良い感じなのですが、ちょっと残念。
右の写真は山門の右手の斜面側で、大きなオオムラサキツツジが植えられて、5分咲き程度です。
もう1週間もすると満開になると思いますが、その頃にはキリシマツツジは咲き終わっていると思います。
山門を入り、正面を見ると一面が真っ赤です。階段の左右を赤いキリシマツツジが埋め尽くしていました。
斜面最下段には赤やピンク、赤紫色のヒラドツツジが植えられています。
そこから90度折れ曲がった右の斜面には色とりどりのヒラドツツジやヤマツツジなどが植えられていました。
右手の斜面は開花時期が異なるツツジが混じり、咲き終わったものや5分咲きなどでちょっと寂しい感じです。
参道の階段を上りながら撮ったもので、右の写真に見えている建物は社務所です。
右の写真は、さらに上った所から右手の斜面方向を撮ったものです。
これくらい近くになると、赤いキリシマツツジが咲き終わりに近づいているのが分かりますね。
左の写真は、階段を上り切った所から見える左手の斜面です。
この斜面の上には、左手の方にグルっと周り込むと上ることができます。
右の写真は、社務所の前を通って降りて行く途中にある、さらに上る階段の所です。
どちらも開花時期が異なるツツジが混じっていて、咲き始めたものから咲き終わったものまで混じります。
ヒラドツツジが満開になると、もう少しにぎやかになるのではと思います。
階段を上がって左手に大きなイチョウの木がありました。
大きく伐採されていたので葉はほとんどありません。大きいので、黄葉の頃は見事だったのではと思います。
古い木のようなので、幹の途中から根が出て、下の方に伸び出しています。
どこだったか忘れましたが、この根を乳房に見立て、乳の出が良くなるというイチョウがありました。
といっても、この樹の何倍も大きなイチョウで、根の出方も半端なかったと思います。
右の写真は、正面左手の斜面の上から撮ったもので、等覚院全体が俯瞰できます。
右手に山門、左手下に本殿、その上に社務所が見えています。右上に見えているのは前述のイチョウです。
社務所の前を通る下り道の途中から見た山門とその正面の斜面です。
ここで、斜面一面に咲く赤いキリシマツツジを見納め、等覚院を後にしました。
余談ですが、元の停留所に戻ったは良いのですが、帰りのバス停が見当たりません。
困ってしまって、バスの運転手さんに聞くと、さらに坂を上った先にあるとのこと。
よく見ると、それらしきものがありましたが、ちょっと離れていて分かりづらいですね。