金時山 登山
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矢倉沢峠
金時山への登山ルートはいくつかありますが、その内の1つが矢倉沢峠を経由するルートです。
小田原駅からバス1本で仙石バス停まで行け、5分ほど歩けば金時登山口に着けます。 ここから30分ほど登った所が矢倉沢峠(867m)で、200mほど登ったことになります。 右端の杭が「矢倉沢峠」の標識で、通路の両側にはハコネダケが密生しています。 その先には草原が広がっているように見えますが、これもハコネダケです。 名前にタケが付いていますが、ササの仲間(枯れるまで葉鞘が残る)で、メダケ属に属します。 箱根周辺に特に多いのが和名の由来ですが、高さ2〜4m、直径1cm前後で、密生します。 通路が整備されているので歩けますが、未整備では歩けたものではないでしょう。 矢倉沢峠を過ぎ、少し上った所で振り向けば、見晴らしが開け、眼下に仙石原や芦ノ湖が望めました。 少し靄が出ていたので、写真では少しぼんやりと映っていますが、目視ではきれいに見えていました。 <サラシナショウマ> <ホトトギス> <リンドウ> . ハコネダケが両側に密生している登山道ですが、所々で野草が可愛らしい花を見せていました。 気が付いたのは、上記の3種類だけでしたが、気を付けていれば他にもあったかもしれません。 草花の詳細に関しては、こちらを参照ください。 |
金時山 山頂
金時山は箱根外輪山に連なる山並みでは最高峰で、標高は1,212mあります。
そのため、周りは開けていて見晴らしは抜群です。 右の方には御殿場の街並みの上に富士山が見え、その左には愛鷹連峰(古い火山)が見えます。 金時山からは箱根外輪山が左の方に続き、芦ノ湖が外輪山の手前に見えます。 芦ノ湖の左側には大涌谷の荒れた斜面や噴煙も見えます。 <山頂の様子> 3連休の中日でしたが、天気が良いこともあってかなりの人出で、山頂はかなり混んでいました。 家を出たのが遅かったこともあり、山頂に着いたのは午後の2時前になってしまいました。 お決まりの金時山の看板の前で記念撮影し、金時娘の茶屋で一休みして、遅い昼食です。 金時娘(といってもおばあさんですが)がTVでも紹介されていた茶屋です。 <富士山と御殿場の街並み> <箱根外輪山(手前から左奥)と愛鷹連峰(中央奥)> <芦ノ湖と箱根外輪山(奥)> <大涌谷、仙石原、芦ノ湖> 山頂の展望エリアからは上記の通り、富士山から芦ノ湖、大涌谷の方面が一望できます。 箱根外輪山の写真で、左端の山頂にアンテナが見えるのは丸岳(1,156m)です。 それにしてもゴルフ場が目に付きますね。ここには3コースが並んでいるそうです。 展望エリアの反対側には、金時娘の茶屋、猪鼻神社、金太郎茶屋の建屋が並んでいます。 今回は行きませんが、足柄峠からの登山道は、茶屋の裏手になります。 |
乙女口
下山は、来た時とは反対方向の長尾山(1,144m)、乙女峠(1,105m)経由で、乙女口を目指します。
長尾山までは尾根道が続いているのですが、木立が多くて見晴らしは良くありません。 が、途中、箱根方面の木立が切れて、見晴らしの良い所がありました。 長尾山から乙女峠まで下った所で一段落。展望台がありましたが、スルーして、一気に乙女口まで下山しました。 乙女口から国道138号線沿いに仙石バス停まで20分ほど歩いて戻り、帰途に就きました。 <乙女口の道標> 乙女峠から一気に下ってたどり着いたのが国道138号線で、乙女峠まで40分と書かれています。 下りは30分ほどで到着します。道標の側に立派なお地蔵さん(後ろ姿ですがたぶん)が立っていました。 ここから国道138号線を歩いて仙石バス停までもう一息です。 |