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新規:2020/07/24
浅草・浅草寺
2001/05/05



前から行ってみたいと言っていた浅草の浅草寺に出かけることにしました。
着いたのがお昼前だったので、まずは、雷門(風雷神門)近くのお店に入って腹ごしらえとなりました。
頼んだのは、特大のかき揚げ丼。直径が20cmを超えるかき揚げが鎮座していました。
お腹も大きくなったので、雷門から仲見世の間を通り、本堂へ。そして、外陣から内陣と一回り。
境内を一回りして、帰りは水上バスでお台場へ行き、少し歩いてから帰路に就きました。



浅草寺(せんそうじ)

浅草寺は、台東区浅草2丁目にある、東京都内最古のお寺です。
山号は金龍山で、本尊は聖観世音菩薩。開基は土師中知(はじのなかとも)と伝えれています。
伝承によれば、628年(推古天皇36年)に、宮戸川(現 墨田川)で漁をしていた網に仏像がかかった。
これが浅草寺本尊の聖観音(しょうかんのん)像で、その像を拝した土師中知が出家し、
自宅を寺に改めて供養したのが、浅草寺の始まりとされています。
その後、645年(大化元年)に、勝海上人が寺を整備し、観音の夢告により秘仏となりました。
その後、平安時代初期に延暦寺の僧 円仁が来寺して、「お前立ち」の観音像を造ったとされる。
このため、浅草寺では勝海を開基、円仁を中興開山と称しています。
なお、元は天台宗でしたが、1950年(昭和25年)に独立し、聖観音宗の本山となっています。

 

 
<雷神像>                  <風神像>
浅草寺といえば、表参道入口の巨大な提灯が下がった「雷門」が有名ですよね。
切妻造の八脚門で、向かって右に風神像、左に雷神像が安置されています。
提灯には、表から見ると「雷門」、通り過ぎて裏から見ると「風雷神門」と書かれています。
この門の正式名称は、風神像と雷神像があるので「風雷神門」で、通称が「雷門」です。
この門は、1865年(慶応元年)に焼失後は、仮設の門が時折建てられていました。
門は、鉄筋コンクリート造で、1960年(昭和35年)に再建されています。
それは松下幸之助が祈願して、病気平癒した報恩として、この門を寄進したものです。
この大提灯は、三社祭と台風の際にのみ畳まれるそうです。

 
<天龍(男神)像>                <金龍(女神)像>
門の裏側には、西の金龍(女神)と東の天龍(男神)が、1978年(昭和53年)に奉納されました。


<宝蔵門>
雷門を抜け、仲見世通りを抜けるとみえてくるのが、この宝蔵門です。
入母屋造の二重門で、江戸時代には、年に数度だけ2階部分に昇ることができたそうです。
現在の門は、1964年(昭和39年)に再建されたもので、大谷米太郎夫妻の寄進によるものです。
門に向かって左(西)に阿形(あぎょう)像が、右(東)に吽形(うんぎょう)像が安置されています。
門の背面左右には、魔除けの意味を持つ巨大なわらじが吊り下げられています。

 

 
<本堂>
宝蔵門を抜けると、本尊の聖観音像を安置した本堂(観音堂とも呼ばれる)が見えてきます。
1945年(昭和20年)の東京大空襲の焼失し、1958年(昭和33年)に再建されてものです。
本堂正面には、大提灯と向拝の聯(ごはいのれん)が掛けられています(下段左)。
外陣(げじん)にも聯が掛けられ、その奥の内陣にある宮殿(くうでん)が見えています(下段右)。


 
<本堂>                <五重塔>
本堂を後にし、振り返ったときに本堂の側面と裏面が見えていました。
正面から見た本堂とは、まったく趣が異なるたたずまいです。
グルっと周って戻るとき、右手に五重塔が見えていました。
この五重塔は、1973年(昭和48年)に再建された鉄骨・鉄筋コンクリート造りです。
この五重塔の最上層には、仏舎利が収められているそうで、
スリランカのイスルムニヤ寺院から1966年(昭和41年)に奉戴(ほうたい)されたものとのこと。

この後、浅草寺を後にして、水上バスの乗り場に行き、お台場行きに乗りました。




お台場

 

水上バスで川を下って、お台場に向かいます。
途中、勝鬨橋の下を通ったのですが、橋げたとの距離はあまりなく、スリリングでした。
お台場に近くなると、レインボーブリッジと台場公園の石垣が見えてきました。
間もなく、到着です。
水上バスを降りて、ゆりかもめに乗るまで、少し時間があったので近くを散策しました。

 

ポピーの花がたくさん咲いている所がありました。空き地の有効活用ですかね。
その近くには、ヒルザキツキミソウがたくさん咲いていました。こちらもなかなか可憐です。

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