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網引(あびき)湿原
…… サギソウにはちょっと早かった ……
[2022/8/9]



実家の比較的近い場所に、県内有数の湿原があることに気が付きました。
加西市網引町にある滲水湿原で、奥池を挟んで2700uの広さがある網引湿原です。
貴重なサギソウやムラサキミミカグサ等の植物やヒメヒカゲやヒメタイコウチが生息しています。
そのため、2020年(令和2年)3月13日に天然記念物として県指定文化財に指定されています。
奥池などの周辺環境も含めた361,828uが指定範囲となっています。

8月に入って、そろそろサギソウが咲き始めているのではないかと、行ってみることにしました。


<網引湿原への入口にある看板群で、この右手が駐車スペース>

平日でもあり、すんなりと到着し、入り口の駐車場に駐車することができました。
平日ですが、先客が1台。この日は、この車の持ち主と、他に2名の方と出会っただけでした。



9:50に実家を出て、10:20にすんなりと網引湿原の駐車場に到着。
今回は平日ということもあり、先客は1台のみで、すんなりと駐車できました。
早速、長靴に履き替えて出発。第1湿原には花らしいものが見られなかったのでパス。
湿原の外側を迂回しているとき、通路脇でヤブタバコらしきものを見かけました
しかし、花がないので、機会があれば花を確認したいと思います。

 
<アキノタムラソウ>
湿原の縁を迂回して奥池へ。奥池に沿った通路脇でアキノタムラソウが花を付けていました。

 
<ミカヅキグサ>          <ホザキノミミカキグサ> .
その少し先では、ミカヅキグサやホザキノミミカキグサが通路脇で少し咲いていました。
10:30に第2湿原到着。先客の方1名が写真撮影をされていました。
以前は山の写真を撮っておられたそうですが、足を悪くして昆虫などの撮影に変えられたそう。
第2湿原から第3湿原をぐるりと周ってみましたが、やはりサギソウは咲いていませんでした。


<キキョウ>                   <ヒメヤブラン>      .
 
 <ミズギボウシ>               <ツリガネニンジン>
周る途中、自生のキキョウ、ヒメヤブラン、ミズギボウシ、ツリガネニンジンなどに出会えました。
ミズギボウシですが、帰って調べるまで、貧弱なコバギボウシだと思っていました。

 
  <コイヌノハナヒゲ>             <コマツカサススキ>
 
<サワヒヨドリ>                <サワシロギク>
ここでも、ミカヅキグサやホザキノミミカキグサ、コイヌノハナヒゲが多く見られました。
目を引いたのは、背の高いコマツカサススキや白い花のサワヒヨドリ、サワシロギクでした。

 
<マユタテアカネ>             <ハッチョウトンボ>
周る途中でマユタテアカネのメスに出会い、入口近くでハッチョウトンボのオスに出会いました。
まだ、ハッチョウトンボを探していた方がいたので、ここに居ることをお知らせしました。
前に居た所にヒメタイコウチはいないかと探しましたが、泥濘が消えていて見つけられませんでした。
11:15に第2湿原を後にして、第1湿原へ。念のため、湿原を散策。
やはり花らしい花は見られませんでしたが、ハッチョウトンボのオスに会えました。
前回来たとき、第1湿原でハッチョウトンボは見ていないので、この場所では初見となりました。
11:35に第1湿原を出発。11:40に網引湿原の最初の獣害防止ゲートを通過。


<カイツブリ[幼鳥]>
新池の所まで来た時、湖面を逃げるように泳ぐカイツブリ2羽を発見。
私の姿を見て、あわてて岸を離れて行ったようで、その後、直ぐに潜水してしまいました。
よく見ていると、カイツブリは3羽いたようで、頭部の模様から今年孵化した幼鳥のようです。
12:00、駐車場に戻って出発。入れ替わりに車が1台入ってきました。

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