八島ヶ原湿原の野草
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コウリンカ(Tephroseris flammea var. glabrifolia)
<キク目・キク科・キク亜科・サワギク連・キオン属> キク科キオン属の多年草で、在来種。明るい乾いた草原に生える。 本州の福島県から広島県まで分布し、本州中部に特に多い。 海外では、朝鮮半島に分布する。 草丈は50cmほどになり、茎は直立して、分枝しない。 7〜9月に、茎頂に散房状に花序を付け、10個前後の頭花を付ける。 濃赤橙色の舌状花を10個強付け、初め水平に開き、徐々に反り返る。 なお、九州には変種のタカネコウリンギクが、高山帯には別種のタカネコウリンカが分布する。
2011/7/23
美ヶ原高原では良く見かけたコウリンカですが、湿原であるここでは少数派です。 旧御射山までの無舗装の砂利道脇、湿原から少し離れた所で見かけました。 | |||||||||||||
ヨツバヒヨドリ(Eupatorium chinense var. sachalinense)
<キク目・キク科・キク亜科・ヒヨドリバナ連・ヒヨドリバナ属> キク科ヒヨドリバナ属の多年草で、在来種。 日本では、北海道から本州の近畿地方、四国に分布する。海外ではサハリンに分布する。 草丈は1mほどになり、葉は先の尖った長楕円形で、4枚が輪生する。 しかし、3枚や5枚が輪生するものも多い。 良く似たヒヨドリバナの葉は対生であり、フジバカマの葉は3裂するので区別するのは容易である。 茎先に散房状花序を付け、7月〜9月に白色から淡紅紫色の頭花を密に付ける。 頭花は、5個前後の筒状花からなり、花冠の先は5残裂する。 花冠から、オシベの花柱が飛び出し、先が2裂する。
2011/7/23
八島ヶ池に向かって降る木道脇に群生していました。 ここのヨツバヒヨドリの花は、白と淡紅色の物が混在していました。 | |||||||||||||
コウゾリナ(Picris hieracioides L. subsp. Japonica)
<キク目・キク科・タンポポ亜科・タンポポ連・コウゾリナ属> キク科コウゾリナ属の越年草で、低地から山地の草地に生育する在来種。 日本をはじめ、中国からインド、ミクロネシア、オーストラリアまで広く分布する。 日本では、北海道から本州、四国、九州と全国に分布する。 海外では、サハリン、中国に分布する。 草丈は数十cmになり、茎頂で枝分かれして、直径3cm程の黄色い頭花を付ける。 我が国の山地に普通に目にする野草である。根出葉はロゼット状に多数出る。 根生葉の形状は長楕円状披針形。草丈は50〜150p程度。全草に赤褐色の剛毛がある。 茎葉は互生し、倒披針形で、長さ10〜20p程度。 6〜10月頃、黄色で径2〜2.5p程度の花を散房状につける。
2011/7/23
鎌ヶ池を過ぎ、少し進んだ木道脇で見かけました。 萼などに剛毛があり、線状に並んでいるので、一度見たら忘れることはないでしょう。 | |||||||||||||
ノハナショウブ(Iris ensata var. spontanea)
<キジカクシ目・アヤメ科・アヤメ亜科・アヤメ連・アヤメ属> アヤメ科アヤメ属の多年草で、在来種。ハナショウブの原種。 日本では、北海道から本州、四国、九州に分布する。 海外では、朝鮮半島から中国東北部、シベリアにかけて分布する。 草丈は数十cmから1mに達するものもある。 葉は根際から生え、剣状で全縁。表面中央には太い中央脈が目立つ。 花期は6月〜7月で、赤紫色の内花被片と外花被片が3枚ずつある。 赤紫色の外花被片基部に黄色の筋が入る。内花被片は狭長楕円形で直立する。
2011/7/23
八島ヶ池から鎌ヶ池に向かう途中、木道脇に散見されました。 ハナショウブの原種で、本種から江戸系、肥後系、伊勢系、大船系などが多数作出されたんですね。 | |||||||||||||
ニッコウキスゲ(Hemerocallis dumortieri var. esculenta)
<キジカクシ目・ススキノキ科・キスゲ亜科・ワスレグサ属> ススキノキ科ワスレグサ属の多年草で、本州の中部以北に分布する。 本州では高原でよく見られるが、東北地方や北海道では海岸線など低地でも見られる。 標準和名は、「ゼンテイカ」だが、一般には「ニッコウキスゲ」の方が通りは良い。 草丈は50〜80cm程度で、花茎の先に数個の花を付け、次々と咲かせる。 花期は5月〜8月で、花色は黄橙色で、長さ10pほどの漏斗型。 花被片は6個で、オシベも6個。オシベは花被片より飛び出すことはない。 朝に開花し夕方にはしぼんでしまう一日花である。 尾瀬の大江湿原の大群落始め有名な所はあるが、全国に群落がある。
2011/7/23
美ヶ原高原でもニッコウキスゲは、ほとんど見られませんでしたが、ここでも少ないです。 美ヶ原高原では多くが鹿に食べつくされたとのことですが、ここも同じでしょうか。 鹿よけの柵が張り巡らされているので、事情は同じではないかと思われます。 | |||||||||||||
キバナノヤマオダマキ(Aquilegia buergeriana forma flavescens)
<キンポウゲ目・キンポウゲ科・オダマキ属> キンポウゲ科オダマキ属の多年草で、在来種。 日本では、北海道から本州、九州北部に分布する。 萼片が赤褐色のヤマオダマキが最も広範囲に分布するが、本州中部にはキバナノヤマオダマキが多い。 草丈は、50cm以上になり、地下には丈夫な根茎と太い根がある。 根出葉は2回3出複葉で、10cm以上の長い葉柄がある。各小葉は第1小葉が長く、第2小葉はその半分以下。 各小葉は長さ3cm程の扇形で、葉先が2〜3中裂し、各裂片の先は2〜3残裂する。 茎葉は、上部になると葉柄がなく、1回3出複葉になる。 花期は、6月〜8月で、茎の上部で枝分かれした花柄の上部に幾つかの花を付ける。 外側で大きく開いているのは萼で、その内側に黄色い花弁があり、外に飛び出した距とつながっている。 この萼や距が紫褐色のものがヤマオダマキで、黄色いものがキバナノヤマオダマキである。 ただ、その中間的なものも多く、両者を明確に区別することは難しい。 距は、徐々に細くなり、先端は小球状になる。 オシベ先熟で、オシベは多数ある。中心部は退化して膜状の仮オシベとなり、メシベを取り囲んでいる。 メシベは5個で、授粉後、萼片や花弁が落果すると、上向きに立ち上がり、果実となる。
2011/7/23
旧御射山までの無舗装の砂利道脇、湿原から少し離れた所で見かけました。 直ぐ横のハクサンフウロとのツーショットです。 萼片や距は黄色で、茶褐色の部分は見られませんので、キバナノヤマオダマキといってよいと思います。 | |||||||||||||
カラマツソウ(Thalictrum aquilegiifolium var. intermedium)
<キンポウゲ目・キンポウゲ科・カラマツソウ属> キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で、日本固有種。 日本では、北海道から本州、四国、九州に分布し、湿った日当たりの良い草地を好む。 草丈は1m前後になり、茎は中空で、緑色か紫色を帯び、上部でよく分枝する。 根生葉や下部の葉は、2〜4回3出複葉で、上部の葉は2回3出複葉になる。 小葉は長さ数cmの倒卵形で、3残裂する。裏面はいくぶん白くなり、葉脈が隆起する。 枝先に散房状に花序を付け、直径1cm程の花を多数付ける。 花色は白色から淡紅色で、花弁はなく、萼片も開花後、直ぐに落下してしまう。 オシベは多数あり、白い花糸は先が太いこん棒状。メシベは子房と柄が紅紫色。 痩果には広い翼があり、数mmの柄があって垂れ下る。
2011/7/23
八島ヶ池に向かって降る木道脇で見かけました。 花弁も萼もなく、放射状に広がるオシベとその根元にある短い紅紫色のメシベのみがあります。 そのオシベの付き方が、カラマツの葉の付き方に似ているのが名前の由来とか。 | |||||||||||||
キンバイソウ(Ligularia dentata)
<キンポウゲ目・キンポウゲ科・キンバイソウ属> キンポウゲ科キンバイソウ属の多年草で、日本固有種。 日本では、本州の中部地方から近畿地方の山地や亜高山帯に分布する。 草丈は1m程になり、茎は節毎に2つに分枝し、直立する。 葉は、3〜5深裂し、上部の葉は無柄。葉の縁には不揃いな鋸歯がある。 花期は7月〜8月で、茎の上部に直径4cm程の鮮やかな黄色の花を付ける。 花弁のように見えるのは萼片で、中央部に花弁とオシベがメシベを取り囲むように多数立っています。 オシベと花弁は混じっていますが、良く見ると少し幅広で橙色のものがあります。これが花弁です。
2011/7/23
旧御射山までの無舗装の砂利道脇、湿原から少し離れた所で見かけました。 数は多くなく、所どころで見かける程度でしたが、黄色い大きな花なので、良く目立ちます。
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ウツボグサ(Prunella vulgaris subsp. asiatica)
<シソ目・シソ科・イヌハッカ亜科・ハッカ連・ウツボグサ属> シソ科ウツボグサ属の多年草で、東アジア温帯域に分布する。 日本でも、北海道から本州、四国、九州と広く分布する。 名前のウツボは、魚のウツボではなく、弓矢を入れる靫(うつぼ)から来ています。 草丈は10〜30cmで、葉は対生する。葉は、長楕円状披針形で長さ2〜5cm程になる。 茎先に長さ5cm前後の花穂をつくり、紫色の唇形花を密につける。 花冠は、上唇が平らなかぶと状で、下唇は3裂し、中央裂片のふちが細かく裂けている。 萼は上下2唇に分かれ、花後に口を閉じ、そのなかで果実が成熟する。
2011/7/23
八島ヶ池から鎌ヶ池に向かう途中、木道脇で見かけました。 弓矢を入れる靫(うつぼ)に似た花穂の形が特徴的です。 | |||||||||||||
オオカサモチ(Pleurospermum uralense)
<セリ目・セリ科・オオカサモチ属> セリ科オオカサモチ属に属する多年草で、在来種。別名は、オニカサモチ。 日本では、北海道から本州中部以北の山地帯から高山帯に分布している。 海外では、アジア北東部に分布している。 草丈は1〜1.5mになり、茎は直立して太く、中空になっている。 葉は、1〜3回3出羽状複葉で、小葉は羽状に中裂して先が尖る。 根出葉や下部の葉には長い葉柄がある。 花期は、7〜8月で、茎頂で分枝した先に大きな複散形花序を付けます。 直径3mm程の小さな5花弁の白花をたくさん付けます。
2011/7/23
旧御射山から八島ヶ池に戻る途中の木道脇で見かけました。 この株は、少し開花のピークを過ぎていたようです。 中央の複散形花序は、花が茶色くなり種子が大きくなっていました。 | |||||||||||||
イブキトラノオ(Bistorta officinalis Delarbre subsp. japonica)
<ナデシコ目・タデ科・タデ亜科・イブキトラノオ属> タデ科イブキトラノオ属の多年草で、在来種。 日本では、北海道から九州に分布し、日当たりの良い山地から高山帯の草地に群生する。 日本以外にも、北半球に広く分布する。 花茎は高いもので1mに達し、先端に10cm弱の花穂を付ける。 花色は、白かピンクで、花弁はなく、花弁に見えるのは5裂した萼です。 雄しべは8本で、萼から飛び出しています。
2011/7/23
八島ヶ池に向かって降る木道脇で見かけました。 ヨツバヒヨドリなどが群生している中にニョッキリと花穂を突き出し、花を咲かせていました。 | |||||||||||||
エゾカワラナデシコ(Dianthus superbus L. var. superbus)
<ナデシコ目・ナデシコ科・ナデシコ属> ナデシコ科ナデシコ属の多年草。 日本では、北海道から本州の中部以北に分布する。 海外では、ユーラシア中部以北に分布する。 分類上は、カワラナデシコの基本種とされている。 カワラナデシコと良く似ているが、苞の数(本種は2対、カワラナデシコは3〜4対)や、 萼片の長さ(本種は2〜3cm、カワラナデシコは3〜4cm)で区別できる。
2011/7/23
八島ヶ原湿原の遊歩道脇を歩いていると所々で見られました。 萼片の長さが、花の直径と同じかそれ以下なので、本種と分かります。
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アカバナシモツケソウ(Filipendula multijuga var. ciliata)
<バラ目・バラ科・バラ亜科・シモツケソウ属> バラ科シモツケソウ属の多年草。シモツケソウの高山型変種。 本州の中部地方、関東地方に分布し、亜高山帯から高山帯の草原や稜線などに自生する。 高さは30cmから70cmくらい。葉に長い葉柄があり、茎に互生し、頂小葉は掌状に5から7裂する。 葉柄にある側小葉は数対つき、葉柄の付け根にある托葉は茎を耳状に抱く。 花期は7月から8月で、ピンク色の小さな5弁花を散房状につける。
2011/7/23
八島ヶ原湿原の旧御射山までの無舗装の砂利道、その湿原側でよく見かけました。 湿原の縁に3本の帯状に群生している所もあり、湿原をピンクに染めていました。 | |||||||||||||
オニシモツケ(Filipendula camtschatica)
<バラ目・バラ科・バラ亜科・シモツケソウ属> バラ科シモツケソウ属の多年草。別名は、ケナシオニシモツケ、ウスゲオニシモツケ。 日本では、北海道から本州中部以北に分布する。海外では、千島、サハリン、カムチャッカに分布する。 草丈は2mにまで達し、茎の先に散房花序を付け、たくさんの白花を付ける。 なお、花期は6〜9月と長く、花色は主に白であるが、ピンクを帯びるものもある。 花径は8mmほどで、花弁、萼片は各々4〜5枚ある。オシベは多数あり、花弁よりも長い。 葉は互生し、葉柄があり、奇数羽状複葉。頂小葉が20cm前後と大きく、5裂する。 葉柄の付け根に付く托葉は大きく、茎を耳のように抱く。
2011/7/23
八島ヶ原湿原の旧御射山までの無舗装の砂利道、その湿原側で見かけました。 花の色が白い個体と、多少ピンクがかったものが混在していました。 | |||||||||||||
ヤドリギ(Viscum album subsp. coloratum)
<ビャクダン目・ビャクダン科・ヤドリギ連・ヤドリギ属> ビャクダン科ヤドリギ属の半寄生の小低木で、常緑樹。 日本では、北海道から本州、四国、九州で見られる。海外では朝鮮半島から中国に分布する。 本種の基亜種は、セイヨウヤドリギで、基亜種の果実が白く熟すのに対し、淡黄色に熟す。 宿主は、エノキ、ブナ、クリ、ヤナギ、サクラなど幅広い落葉高木。 葉は肉厚で対生し、茎は二股に分かれて伸びるので、先ほど枝数が多くなり、球状になる。 花は、目立たない黄緑色で、直径は数cmほどある。果実は液果で、種子は粘液に包まれている。 鳥に食べられた後、糞と共に放出されたとき、この粘液が枝にひっついて、その場で発芽する。 発芽したヤドリギは、茎に根を食いこませて、水分や養分を吸収する。
2011/7/23
旧御射山から八島ヶ池に戻る途中、湿原に突き出すように伸びた枝で見かけました。 これ以上近づくことができなかったので、細かい所は分かりません。 ただ、手前の木とは葉の形や付き方が異なり、枝先に球状に付いているので本種で間違いはないでしょう。
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ハクサンフウロ(Geranium yesoemse var. nipponicum)
<フウロソウ目・フウロソウ科・フウロソウ属> フウロソウ科フウロソウ属の多年草で、日本固有種。 日本では、本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の湿った草地に生える。 草丈は50cmを超えるものもあり、根際の葉は5〜7深裂し、掌状になる。茎に付く葉は対生。 花期は7月〜8月で、花色は白に近いものから濃いピンクまで個体差がある。 花径は30mmくらいで、花弁は5枚で付け根に白い軟毛がある。オシベは10本。 | |||||||||||||
ヤナギラン(Chamerion angustifolium)
<フトモモ目・アカバナ科・ヤナギラン属> アカバナ科ヤナギラン属の多年草で、在来種。 日本では、北海道、本州の亜高山帯から山地帯の草地や礫地に分布する。 海外では、ヨーロッパ、アジア、北アメリカなどの北半球の冷温帯に広く分布する。 草丈は1m以上になり、ほとんど分枝しない。葉は互生する。 枝先に総状花序を付け、紅紫色の花が咲き上っていく。 花弁、萼片とも4枚で、オシベは8本、メシベの柱頭は4裂する。 山火事の跡地や、伐採跡地に群落を作るパイオニア植物で、英名の「Fireweed」もそのことを示しています。
2011/7/23
旧御射山から八島ヶ池に戻る途中、木道の脇で見かけました。 八島ヶ原湿原で見かけたのはこの1ヶ所だけで、数もそう多くはありませんでした。 | |||||||||||||
キリンソウ(Phedimus aizoon var. floribundus)
<ユキノシタ目・ベンケイソウ科・ウムビリクス連・キリンソウ属> ベンケイソウ科キリンソウ属の多年草で、在来種。 日本では、北海道から本州、四国、九州とほぼ全国の日当たりの良い岩場などに分布する。 海外では、朝鮮半島から中国、シベリア東部に分布する。 草丈は30cmくらいまでで、葉は互生し、肉厚。 葉の長さ5p前後で、長楕円形。葉の中央から先端にかけて鋸歯がある。 花期は5月〜8月で、茎頂に平らな集散花序を付け、直径10mm強の黄色い花を多数付ける。 花弁は披針形で、花弁、萼片とも5枚、オシベは10本ある。
2011/7/23
八島ヶ池から鎌ヶ池に向かう途中、木道脇で見かけました。 花の形状は、同じベンケイソウ科のマンネングサ属に良く似ています(下記参照)。
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ハナチダケサシ(Astibe thunbergii var. formosa)
<ユキノシタ目・ユキノシタ科・チダケサシ属> ユキノシタ科・チダケサシ属の多年草で、日本固有種。 本州中部地方の山地や亜高山帯の草地に分布している。 草丈は50cmを超え、茎は直立します。 葉は互生し、長さ10cmほどで、3回奇数羽状複葉。小葉は卵形で重鋸歯がある。 花期は7月〜8月で、茎先に円錐花序を出し、小さな白花をたくさん付ける。 花の直径は10mm弱で、花弁は5枚、オシベは10本ある。オシベは、花弁の半分ほどの長さ。 良く似たチダケサシは、花色が淡紅紫色で、花弁はオシベと同程度か少し長い程度しかない。
2011/7/23 旧御射山から八島ヶ池に戻る途中、木道の脇で見かけました。 見たときは、チダケサシかと思いました。しかし、花色が白なので、調べ直しました。 その結果、本種と分かりましたが、花色以外、良く見ないと違いが分かりません。
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