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桜の季節



毎年、この季節になると都合がつく限り、どこかにお花見に行ってきました。
多くの場合、時間の都合で新宿御苑に出かけることになるのですが、それ以外の場所にも行っています。
都内では、千鳥ヶ淵、皇居、六義園、芝公園、増上寺などに行ったことがあります。
それ以外では、横浜の三渓園、幸手の権現堂桜提、伊豆の河津、日光、角館などに行っています。
以下にその中で気に入っている写真を紹介させていただきます。



インデックス


新宿御苑

紹介するまでもないと思いますが、春の「桜を見る会」や秋の「菊を観る会」が行われる所です。
新宿区と渋谷区に跨る環境省所管の庭園で、信濃高遠藩内藤家の下屋敷のあった敷地後です。
現在は国民公園として一般公開されていますが、入園が16:00までで、16:30には閉園となるのが難点です。
上野公園などと異なり、酒類持ち込み禁止(※)の公園ですので、子供連れでも安心です。
そのため、子供が小さい頃には、毎年のように花見に行っていました。
大きな桜の木があるのはもちろんですが、種類が多くて長い期間楽しめるのも特徴です。

※ 一時期持ち込めた事もあったようですが、最近は手荷物検査が行われていました。

 
2004/3/28                   2005/4/10

 
2007/4/1                    2015/4/4

大変広い公園なのですが、それにもまして人が多いので、良い場所はご覧の通りすぐに埋まってしまいます。


2015/4/4

いろいろな種類が混ざっているので、桜の花の色もまちまちです。
なお、白のはオオシマザクラで、淡いピンクがソメイヨシノです。濃いピンクはヨウコウかもしれません。


2004/3/28            2005/4/10            2016/4/3

 
2015/4/10                   2015/4/4

新宿御苑は池も多くあるので、池に映る桜や花筏も趣があります。
2005年と2015年に行ったときはちょっと遅かったので、桜吹雪と花筏が見られました。

※ 新宿御苑に関しては、こちらに詳しく掲載させていただいています。


千鳥ヶ淵と皇居

皇居の北西側にあるお堀で、1900年の道路建設によって半蔵濠を分断されました。
桜の名所で、千鳥ヶ淵沿いの千鳥ヶ淵緑道では夜になると桜のライトアップが行われます。
ボート場が設けられていて、ボートからのお花見も楽しめます。

 
2006/4/1

 
2014/4/5

昼間の千鳥ヶ淵の桜です。2006年はコンデジ、2014年はデジイチでの撮影です。
条件が異なりますが、写真写りに差を感じます。

 
  2006/4/3

 
2009/4/6

2006年の時は、最初、三脚を忘れて夜景が写せなかったので、翌々日に撮り直したものです。
このアングルからは、東京タワーが一緒に撮れるので、人気の撮影スポットです。
とにかく、三脚を持った人たちが押し合いへし合い、場所取り合戦を繰り広げていました。
なお、この時の照明は、通常の電球照明でしたので、写真写りは青っぽかったり、赤っぽかったりしています。
2009年の時にはLED照明に代わり、ピンクの照明が取り入れられていました。
残念なのは、人気のスポットへの立ち入りが禁止になっていたことです。
警備員の方の話では、場所の取り合いでのいざこざやカメラの落下事故が頻発したためとのこと。
節度を持った行動が望まれますね。度を越した行動は、良い結果を生まないことの証明です。
仕方がないので、前の撮影スポットに可能な限り近づいて、撮影しました。
結果は、ご覧の通り、東京タワーは桜の後ろにわずかに見える程度でした。

 
2006/4/3

靖国神社の参道にある桜です。千鳥ヶ淵からの帰り道、大きな石灯篭と桜に気が付いて撮ったものです。
見るためにライトアップされているわけではありませんので、見るなら昼間でしょうね。



 
2014/4/5

皇居の乾通りが一般開放されたのを機に、通り抜けに参加してきました。
長蛇の列で、入るまでに1時間以上並び、入ってからもトコロテンよろしく、順次押し出されていく状態でした。
それでも、いろいろな桜や普段目にすることのない景色を楽しめました。


2014/4/5

乾門を出て直ぐの所にあった枝垂れ桜です。見事な咲きっぷりでした。


六義園

六義園は、都内にある都立の庭園で、元は徳川綱吉の側用人・柳沢吉保が造園した大名庭園です。
いろいろな見所がある庭園ですが、入り口近くにある大きな枝垂桜も有名な見所の1つです。

 
2007/4/1

 
2009/3/28

2007年に訪れたときは、少し遅かったようで半分以上が散った後でした。
この時も夜桜を撮影はしたのですが、三脚が使えなかったのでうまく撮れませんでした。
2009年にデジイチに変えて再度撮影し直したのですが、この時は一脚を使いました。

2枚の写真の撮影時刻には、45分の差があります。2007年の右の写真はちょうどその中間です。
漆黒のバックも悪くはないのですが、私は色合い的にはダークブルーが良いと思いました。


2007/4/1

桜とは関係ありませんが、六義園のライトアップが始まったばかりの頃の様子です。
コンデジでの撮影なので解像感は今一つですが、黄昏時のこの雰囲気は好きです。

※ 六義園に関しては、こちらに詳しく掲載させていただいています。


芝公園、増上寺

芝公園は、都立芝公園と港区立芝公園の総称で、増上寺の周りに点在します。
桜は、増上寺や東京プリンスホテル、芝公園のあちらこちらに点在していて、まとまってはいません。

 
2010/4/1                 2007/4/3

東京タワーをバックにした、芝公園の枝垂れ桜です。
左は通常ライトアップで、右はダイヤモンドヴェール(ドリーム・ピンク)のライトアップです。
東京タワーが桜のスカートを穿いているようで、この構図は結構気に入っています。


2010/4/3

街路樹の桜と旧台徳院霊廟惣門です。増上寺の直ぐ横にあります。
シルエットの増上寺と東京タワーも一緒に入れた、ちょっと欲張りな1枚です。

 
2010/4/6

左は増上寺の境内からの撮影で、右は増上寺徳川家霊廟の中からの撮影です。
たまたま、この日が特別拝観日になっていたので、無料で中に入れました。

※ 2015/4/2以降、有料で特別拝観できるようになったようです。

   
2010/4/3           2010/4/8           2010/4/8

左は、増上寺と東京プリンスホテルの間の道路です。
両方から桜が枝を張り出し、その間から東京タワーが見えます。
中央は、増上寺子育て招福地蔵で、総数は1300体になるそうです。その上を桜が覆っています。
なお、ここのお地蔵さんは、みんな風車を手に持っていて、風が吹くと一斉に回りだします。
右は、増上寺鐘楼堂です。大梵鐘は、高さ3.3m、直径1.8m、重さ15tもあるそうです。

余談ですが、東京プリンスホテルには、大きなカワヅザクラとエドヒガンがあり、一足早く桜が楽しめます。

※ 増上寺に関しては、こちらに、芝公園に関しては、こちらにも掲載させていただいています。


横浜 三溪園

三溪園は、生糸貿易実業家の「原 三溪」により造園された、広さ175,000uに及ぶ庭園です。
1902年頃に造園に着手し、1914年に外苑、1922年に内苑が完成しています。
戦災により大きな被害を受けたが、1953年に横浜市に譲渡された後、復旧工事が行われました。
園内には、京都や鎌倉などから移築された重要文化財などが巧みに配置されています。
そして、梅、桜、ハス、モミジやイチョウなどが植えられ、四季を通じて楽しめます。

   
2013/3/24          2013/3/24          2013/3/24

左は、外苑大池の茶屋付近に植えられている桜です。後に茶屋が見えています。
中央は、入り口付近から見た大池で、遠くに小さく見えているのが上記の茶屋付近の桜です。
ここからは、大池左岸の桜や遠くに旧燈明寺三重塔も望めます。
右は、鶴翔閣の手前にある水連池に映る雪柳や枝垂れ桜です。

 
2013/3/24

外苑大池の縁に植えられている桜です。松の緑とのコントラストも良いですね。

※ 三溪園の桜やハスの頃の写真に関しては、下記に詳しく掲載させていただいています。
三溪園
春の三溪園 桜の頃
夏の三溪園 蓮の頃



おまけの桜・桜・桜 ……

恩田川の桜並木

恩田川は、東京都町田市の外れにある小さな川ですが、両岸に桜並木があり、遊歩道が良く整備されています。
桜並木は、成瀬街道が恩田川を越える高瀬橋から横浜市との境に近い都橋にかけての3kmほどの区間です。

今年の桜前線の北上は異常に早く、1週間程の間に近隣の桜の名所が一気に満開となりました。
そのため、予定を繰り上げての花見となったのですが、業者の方々も準備が間に合わず、大慌てだったようです。
私も慌てた一人ですが、満開になった土日には行けず、平日に家内と近くの恩田川の桜並木に散策に出かけました。


2018/3/27

恩田川に両岸から張り出した桜の枝が、川を覆うように咲き誇っていました。
川面では、恋の季節を迎えたコガモのオスが、メスにアピールするため、ディスプレイ行動を取っていました。

   
2018/3/27

恩田川は両岸を護岸してあるので、降りられる所はほとんどありません。
1ヶ所、高瀬橋の近くに降りられる所があり、その河原で親子連れが遊んでいました。


2018/3/27

河原に降りて、川面に張り出した桜を撮ってみました。
見下ろす桜も良いのですが、このようなアングルでは空の明るさが、全体を明るくしてくれます。

※ 恩田川の桜並木に関しては、こちらに詳しく掲載させていただいています。


幸手 権現堂桜提

権現堂桜堤は、暴れ河川としても恐れられていた権現堂川の治水のために築堤されたものです。
最初に築堤されたのは天正4年(1576年)頃とされ、部分的に造られたものがつながって今に至っているそうです。
周辺農地に菜の花の作付けが行われたのは昭和63年(1988年)からだそうで、19,000uの広さがあるそうです。

 
2017/4/12

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2017/4/12

左の写真の下の方が駐車場です。中央の写真が提の上の通路で、その両脇にはぼんぼりが吊るされていました。
右の写真の右手には菜の花畑が広がっていて、菜の花畑までの間に広いスペースがあります。
ここにシートを広げてお花見をしている方が多かったです。
下には花弁の絨毯、上には桜の天井、その側には菜の花のお花畑と、お花見にはもってこいの場所ですね。

※ 幸手 権現堂桜提に関しては、こちらに詳しく掲載させていただいています。


伊豆 河津桜

伊豆 河津町の河津川両岸に植えられている河津桜。近くには河津桜の原木があり、今も咲き続けています。
早咲きで知られるカワズザクラは、オオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑種とされています。
河津町田中の飯田勝美氏(故人)が、偶然見つけた苗を持ち帰って植えたものが、原木とされています。
持ち帰ったのが昭和30年(1955年)頃で、昭和41年(1966年)から開花が始まったそうです。


2013/3/10
   
2013/3/10

この河津には2回出かけています。1回目は、ちょっと早すぎて数分咲き状態でした。
この写真は、2回目に出かけたときのもので、この時は満開に近い状態でした。
河岸には、菜の花や水仙も植えられていて、黄色い菜の花が河津桜を一層引き立てていました。


2011/2/19

河津町田中の飯田氏宅の庭で、現在も咲き続けているカワヅザクラの原木です。
樹齢約60年、樹高は10mを超え、幹回りは115pになるそうです。

※ 伊豆 河津さくらまつりに関しては、下記にに詳しく掲載させていただいています。
河津さくらまつり[2011/02/18〜19]
河津さくらまつり[2013/03/10]

角館の桜

東北の桜を見るバスツアーに参加した時のものですが、桜が見られたのは角館のみでした。
仙台の方から回ったのですが、他は既に葉桜になっておりました。
角館には、現在もいくつもの武家屋敷が残り、城下町の面影を残しています。
街中には枝垂れ桜の大木が見られ、桧木内川(ひのきないがわ)提のソメイヨシノも見事です。

 

 
2004/4/29

バスの駐車場近くで見られた枝垂れ桜や外ノ山(と思われます)、武家屋敷の枝垂れ桜です。
ちょうど桜まつりの最中だったらしく、雅楽を演奏しながらのパレードを行っていました。

 
2004/4/29

桧木内川提のソメイヨシノです。河川敷のあちらこちらでお花見をしていました。


2004/4/29

バスで移動中、岩手山が良く見えていました。
その手前、民家の庭先で、枝垂れ桜の大木が見事に咲いていました。

※ 角館の桜に関しては、こちらに詳しく掲載させていただいています。


日光の桜

桜を見に行ったわけではありませんが、日光で見られたちょっと遅めの桜です。
平地ではすっかり葉桜でしたが、まだ、標高があるので少し咲き残っている状態でした。

 
2014/4/29                  2014/4/29  .

輪王寺 三仏堂(この時は修理中でした)の正面横にある金剛桜です。
見た目、かなり残っているようでしたが、かなり散ってしまっていました。
その三仏堂の横手にある池です。ソメイヨシノのようですが、まだ、かなり残っていました。
散った花びらが池に落ち、風で吹き寄せられて隅の方にピンクの花筏を作っていました。

 
2014/4/30

日光田母沢御用邸記念公園にある旧御用邸の枝垂れ桜の巨木です。
旧御用邸の2階にある皇后御学問所からは、この枝垂れ桜が良く見えます。
残念ながら、ほとんど散ってしまっていましたが、満開の時には奇麗だろうと想像できます。

※ 日光田母沢御用邸記念公園に関しては、こちらに詳しく掲載させていただいています。




桜つながりということで、以下は芝桜です。
芝桜も全国のあちらこちらに庭園が造られ、祭りが行われていますね。
もっとも、公園や河川敷の土手といった場所に、こじんまりと作られているところも多いようです。



秩父 羊山公園(芝桜)

秩父市の東に位置し、県立武甲自然公園に含まれる公園で、芝桜が有名です。
公園内には、芝桜の丘以外に1000本の桜、花菖蒲などが植えられており、これらの時期も楽しめます。
芝桜は、谷を挟んだ17,600uの斜面に、40万株が植えられているそうです。

※ ここで使用されている芝桜の種類に関しては、こちらをご覧ください。

 
2006/5/7                     2007/4/30

 
2007/4/30                    2007/4/30

 
2007/4/30                    2007/4/30

谷を挟んで両方の斜面に植えられているので、いろいろな方向から花を楽しめます。
方向によっては、バックに秩父のシンボル武甲山が望めます。
休みの日には、ご覧の通りかなりの人手になり、臨時駐車場に車を止めることになります。

※ 秩父 羊山公園(芝桜)に関しては、こちらに詳しく掲載させていただいています。


富士芝桜まつり

富士山麓の竜神池の周りに80万株の芝桜が植えられています。
ほぼ平坦な所なので展望台が設けられており、そこからは竜神池とそのバックに富士山が望めます。
広さの情報が見当たりませんでしたが、芝桜の株数から羊山公園の倍くらいであろうと推測されます。






2009/5/4

富士芝桜まつりは、2009年から行われるようになりましたが、それを知って出かけたものです。
初めての開催ということもあったのか、端の方の芝桜は少し傷んでいましたが、それ以外は素晴らしかったです。
あいにく、雲が多くて富士山はうっすらと見える程度でした。
竜神池には若干波が立っていたのですが、芝桜が映り込んでいました。
欲を言えば、展望台が設けられているとはいえ、も少し高いところから楽しめると良いのですが。
羊山公園に比べると、どうしても平板なイメージを受けてしまいます。









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