ホーム>東京スカイツリー


東京スカイツリー

<2020/9/28(月)>



以前、東京スカイツリーに上がろうかと行ったことがあるのですが、行列を見て諦めました。
今回、開業8周年記念で入場料が50%Offになり、人出も減っているので、出かけることにしました。
事前に予約可能なのですが、どの日も予約可能で、比較的空いていそうな雰囲気でした。
そこで、GoTo Travelキャンペーンに東京が追加になる前に行くことにし、予約しました。

東京スカイツリーのチケット売り場は4階なのですが、入口を見る限りは人出はかなり少なめでした。
そこで中に入ったのですが、予約済みの方はほとんど人は見られず、まさにガラガラ。
ところが、当日売りの窓口は蛇行した長蛇の列で、チケット売り場は大混雑でした。
それでも、展望シャトルは、秋と冬の2基運行で、運用当初よりは人出は少ないようです。
検温、手の消毒、マスク着用はあっても、定員まで人が乗るので、隙間はほとんどありません。
天望デッキや天望回廊も人出は多く、ソーシャルディスタンスどころの話ではありませんでした。
おそらく、この天候が良かったことで、当日売りで入場した人が多かったのではないでしょうか。

久しぶりの快晴で、雲は少なく、関東平野の遠くの方まで見え、筑波山も見えていました。
ただ、富士山の方角は、手前の丹沢山地辺りで雲が沸いているようで、その姿を見ることはできませんでした。
夕日が、その丹沢山地辺りの雲の中に入ってしまい、雲の隙間から真っ赤な天使の梯子が見られました。
暗くなるにつれて街の灯が目を引くようになり、昼間とは異なる景色を見せてくれました。


東京スカイツリー
インデックス


東京スカイツリー

東京スカイツリーは電波塔で、竣工は2012年2月29日です。
高さは634mで、電波塔としては世界第1位となり、建造物としてはブルジュ・ハリーファに次ぐ世界第2位。
地上350mと450mの2ヶ所に展望台があり、各々、天望デッキ、天望回廊と呼ばれています。
天望デッキまでは、展望シャトルと呼ばれる4基の高速エレベータ(600m/分)が設置されています。
各々春・夏・秋・冬の名が付けられており、内装は各々の季節に合わせて行われています。
天望デッキと天望回廊間は、展望シャトルと呼ばれる2基のエレベータが設置されています。
この2基の展望シャトルは、正面と天井の一部がシースルーとなっています。
なお、天望回廊上の業務フロア(458m)までは、2,523段の非常階段が設置されています。

塔外部のトラス構造は、地上部は1辺68mの正三角形で、徐々に丸くなり、320m辺りで円形になります。
塔内部は円筒になっており、375mの部分で直径約8m、その筒内部に階段が設置されています。
外部のトラス構造部分とは独立しており、地震などによる揺れを抑える制震構造となっています。
この構造を「心柱制振」と呼んだことで、五重塔の制振技術の応用と誤解されて報道されました。
しかし、東京スカイツリーの制振システムは、質量付加機構の応用など現代の制振技術を使用しています。
ちなみに、五重塔の制震構造は解明仕切れておらず、現在も研究が続けられています。

東京スカイツリーの色は、藍白(あいじろ)をベースにした青味がかった白で、スカイツリーホワイトと呼ばれます。
なお、エレベーターシャフトは灰色、展望台はメタリック色、頂部は鮮やかな白色となっています。
ライティングは、青を主体とした「粋」、江戸紫を主体とした「雅」、橘色を主体とした「幟」を日替わりで実施。
それに、季節やイベントに合わせた特別なライティングが行われます。

 
2020/9/28 14:02             2020/9/28 14:08
押上駅からチケット売り場のある4階に上がっていくと、正面に東京スカイツリーが見えてきました。
この位置からは、太陽が東京スカイツリーの裏側になり、逆光での撮影となりました。

 
2020/9/28 14:56             2020/9/28 14:56
チケット売り場の入口に並ぶ人はいなかったので、人出は多くなさそうだと一安心。
ソラマチをブラブラしてから、東京スカイツリーに上がることにしました。
そして、ソラマチから出て、先ほどとは逆方向から、順光で撮影したのが上記の写真です。
上空には雲はなく、遠くに雲が浮かんでいる程度の快晴です。
富士山が見えるかもしれないと、期待して、東京スカイツリーに上ることにしました。

事前予約者用のチケット売り場はガラガラで、並んでいる人はいませんでした。
が、その少し横にある当日売りのチケット売り場は、蛇行した長蛇の列が続いていました。
天気が良いので、当日券を買ったの上ろうと思った人が非常の多くいたものと思われます。
エレベータホールに多くの人が並んでいましたが、冬と秋の2基運用となっていました。
以前よりも人出は少ないのでしょう。数回、展望シャトルを見送ると、すんなりと乗ることができました。
定員まで乗るので、隣りの人との隙間はほとんどありません。

 
2020/9/28 19:19             2020/9/28 19:21
天望デッキから下りてきて、押上駅に向かう途中で見たライトアップされた東京スカイツリーです。
このときのライトアップは、隅田川の水を表した青を基調とした「粋」でした。
ライトアップの色味は撮影したタイミングで異なり、泡の揺らぎや煌めきを表しているそうです。
天望デッキには、オリンピック、パラリンピックの文字が回転していました。


天望デッキ

天望デッキまでは、天望シャトルに乗って約50秒で到着です。
到着するのは、天望デッキの最上階、フロア350です。ここではほぼ全周することができます。
その下のフロア345には、ショップやレストランが入っていて、外が見られるのは極一部だけです。
その下のフロア340には、カフェがあり、反対側に回ると帰りの展望シャトル乗り場になっています。
その関係で、フロア350には多くの人がいて、外の写真を撮るのはちょっと大変です。
このフロアには、天望デッキと天望回廊をつなぐ展望シャトルの乗り場があります。


<葛西臨海公園> <東京ゲートブリッジ>         <月島>        <東京>    .
                             <東京タワー>

<月島>         <東京>        <新宿>          <池袋>     .
    <東京タワー>             <東京ドーム>   <上野恩賜公園>

<新宿>        <池袋>            <川口市>      <北千住>
<東京ドーム>   <浅草寺>     <言問橋>         <桜橋>   .

  <川口市>        <北千住>          <筑波山>        <柏市>
<桜橋>    <白髭橋> <堀切JCT・小菅JCT>       .

天望シャトルを降りて、フロア350をぐるりと回りながら撮影したのが、上記の写真です。
一目でどこだか分る所と、これと分かるものがなくてどの辺だか良く分からない所があります。
所々に案内のパネルが置かれているので、それと見比べながら、ああ、あの辺りだと分かる所も多々ありました。
分かり易いのは、高層ビル群が固まっている所で、特徴のあるビルがあると直ぐにどこだか分かります。

 
<葛西臨海公園>             <東京ゲートブリッジ>
左手に観覧車が見えているので、左手に葛西臨海公園があるのが分かります。
東京ゲートブリッジは、中央付近に翼を広げたような独特のフォルムのトラス構造が見えています。
その後方、海の中にポツンと見えているのは風の塔で、左端には千葉県側の東京アクアラインが見えています。

 
<羽田空港>                 <東京タワー>
東京湾越しに見えているのが羽田空港で、多くの航空機が駐機し、上昇中の航空機も見えています。
中央付近に見えているのは東京駅周辺の高層ビル群で、中央左手に東京タワーの上部が見えています。

 
<新宿・東京ドーム>             <池袋・上野恩賜公園>
左手奥に見えているのは新宿の高層ビル群で、2本の角を生やしたような都庁が見えています。
その右手、中央に白い東京ドームの屋根が見えています。
中央左寄りの高層ビル群は、池袋駅周辺のビル群で、サンシャインシティも見えています。
その手前に見える緑の木々が横に広がっている所は、上野恩賜公園になります。

 
<川口市>                <小菅JCT・堀切JCT>
中程のビル群は、川口駅付近のビル群で、手前に見えているのは荒川と墨田川の分岐点付近です。
右の写真は、並行して流れてきた荒川と墨田川が、左に隅田川、右に荒川と分かれる辺りです。
隅田川の左岸が南千住、その奥、荒川の手前が北千住、荒川を首都高が渡っている所が堀切JCTです。
その左手奥が小菅JCTで、この辺りの首都高は、三郷方面に出かける時にはよく通る場所です。

 
2020/9/28 15:52
気が付くと、東京スカイツリーの影がくっきりと地上に伸び、先端は墨田清掃工場辺りにありました。
下の方はというと、とうきょうスカイツリー駅の電留線(電車を一時的に止めておく所)と並行していました。
右手前のビルの影が右に張り出すように付いています。そのビルに東京スカイツリーの影が写っています。

 
<新宿方面>                <筑波山方面>
新宿方向を見ると、墨田川やビルの屋上などに太陽が反射して輝き、靄が強調されていました。
一方、反対側の筑波山方向を見ると、遠くまで比較的良く見えていて、筑波山もはっきりと見えます。

 
2020/9/28 16:01               2020/9/28 18:42
天望デッキのフロア340には、やはり、お約束のガラス張りの床が造られていました。
安全と分かっていても、下を見ると身が竦みます。ただ、それは大人だけのようです。
小さなお子さんは、親を横目に、上に乗って、飛んだり跳ねたり。まだ、恐怖心はないようです。
340mの高さから真下を見る機会は、そうそうないので、上に乗って写真を撮ってきました。
明るいときは、周囲もよく見えるので、それなりの恐怖心が味わえます。
しかし、暗くなった後は、周囲が良く見えないこともあってあまり恐怖心はありませんでした。


天望回廊

天望回廊までは、展望デッキから展望シャトルで上がります。
その展望シャトルは、正面と天井の一部がシースルーになっていて、景色や上がる様子を見ることができます。
到着するのは下部のフロア445で、ここから外に張り出した天望回廊を上って行きます。
上りきるとフロア450で、ぐるりと1周でき、その途中に最高到達点(451.2m)があります。
ぐるりと回った所に天望デッキに下りる展望シャトルの乗り場があります。

 
2020/9/28 16:16               2020/9/28 18:39
天望シャトルで上るときは明るかったので、内部のスカイツリーホワイト(たぶん)が良く見えました。
下りる時には、すっかり日が暮れていたので、ライトアップ「粋」の青が鮮やかでした。

 
<筑波山方面>                <川口市方面>
 
<新宿・池袋方面>             <月島・東京駅方面>
 
<天望デッキ屋上>             <葛西臨海公園方面>

天望回廊は、比較的小さな窓になっているので、写真を撮るにはあまり適していないかもしれません。
なお、天望回廊は外に膨らんでいるため、ほぼ真下も覗き込め、展望デッキの屋上越しに下が見えました。

 
   <筑波山方面>           <東京ゲートブリッジ方面>
縦位置で撮ったものですが、横位置よりも窓枠が強調されてしまいました。

 
2020/9/28 15:52             2020/9/28 16:45
<東京スカイツリーの影>
天望回廊からも東京スカイツリーの影を見ることができました。
天望デッキから1時間弱経過して、先端が荒川に達し、全体に赤みが増しているのが分かります。
そろそろ日没の時刻が近づいていていると感じ、反対側に移動することにしました。

 
2020/9/28 16:53             2020/9/28 17:02
太陽が山並みに沈んでいくところが見たかったのですが、残念ながら雲は消えてくれませんでした。
ただ、雲の切れ目から夕日が射し込む景色も、なかなか味のある景色になります。
左の写真では、雲の切れ目から差し込む夕日が、天使の梯子を作り、街並みに光りの道を作っています。
右の写真は、一時的に雲の切れ目から太陽が顔を出し、雲などを赤く染め上げています。

 
2020/9/28 17:10             2020/9/28 17:12
広角レンズで写真を撮っていたのですが、太陽の直下辺りに赤く点々と輝やいている所が見られました。
そこで望遠系に切り替えて撮ったのが右の写真で、東京ドームの上辺りに見えていますが、まだ、不明瞭。

 
2020/9/28 17:14                 2020/9/28 17:15    .
目一杯アップにして、赤く輝いているのが、街並みの屋根が夕日を受けて光っていたのだと分かりました。
雲の切れ間から、夕日が天使の梯子となって降り注ぎ、それが屋根を照らしていたのです。
太陽が沈むところは見られませんでしたが、これはこれで良い景色を見せてもらえたと思っています。


都内から見える日没の景色

     .
2009/1/14 16:59                2009/3/2 17:48
寒風吹きすさぶ冬晴れの日には、高層ビルからは都内からでも上記のように日没を見ることができます。
上記ほどではないにしろ、陽が沈んでいくところが見られればと淡い期待を持っていたのですが....
雲を吹き飛ばすほどの風は吹いていませんでしたので、この時期では難しかったようです。


2013/2/22 17:22
上記の写真を見て気付かれたと思いますが、陽の沈む場所は日々移動していきます。
そのため、タイミングを合わせられれば、ダイヤモンド富士を都内からも見ることは可能です。
とはいっても、天候しだいの所があり、必ず見ることができるとは限りません。
上記は、高層ビルから狙っていたのですが、その日に撮影できず、2日後に撮影したものです。
ちなみに、東京スカイツリーでダイヤモンド富士が見られるチャンスは、年2回あります。
概ね、2月4日前後と11月8日前後ですが、Webサイトで案内があるようです。


東京スカイツリーからの夜景

陽が沈み、夜の帳が下りるとともに、街並みのあちらこちらで灯がともりはじめました。
時間の経過とともに増えていきましたが、場所によってかなりのばらつきがあります。
高層ビル群があるような場所は、概ね、にぎやかな夜景を見せてくれます。
また、橋などのライトアップも行われているので、それらも目を引きます。


2020/9/28 17:17
最初に目についたのは、隅田川に架かる蔵前橋の橋脚にアーチ状に点灯したライトでした。

 
<月島方面>     2020/9/28 17:37    <東京駅方面>
その後、暗さが増すにつれて、街並みに点々と灯が付き始めました。

 
<東京ゲートブリッジ>       2020/9/28 17:48        <東京タワー>    .
秋はつるべ落としと言われるように、暗くなるのが早く、10分ほどで表情が大きく変わります。
左の写真の左端に東京ゲートブリッジがあり、橋床に沿ってブルーのライトが一列に並んでいます。
右の写真の中央右側に、オレンジと白にライトアップされた東京タワーも見えています。
その右下隅で、オレンジ色にライトアップされているのは蔵前橋です。


2020/9/28 18:03
雲のある所は暗く見えますが、日没時刻(17:28頃)からそう経っていないので、薄明は残っています。
そのため、雲のない所には青空が、右端の一部の雲には夕日の赤みが残っているように見えます。
これはスローシャッターを使っているためで、肉眼的にはもっと暗く見えていました。

 
<蔵前橋> <厩橋>  <駒形橋>       <桜橋>     <白鬚橋>
隅田川に架かる橋はライトアップされていて、川面をにぎやかに彩っていました。
左の写真で、左手のオレンジ色の橋が蔵前橋、中寄りが厩(うまや)橋、右手の青いライトアップは駒形橋です。
右の写真で、左手のX字状の端は桜橋、その右手の白っぽくライトアップされているのは白鬚(しらひげ)橋です。

※ 口髭(くちひげ)、顎鬚(あごひげ)、頬髯(ほおひげ)と、同じひげでも場所によって漢字が異なります。
  ひげというと「髭」しか知らなかったので、「鬚」が読めず、調べて3種類の漢字があると知りました。
  白鬚橋は、漢字から白いあごひげの意であり、たしかに白いひげというとあごひげのイメージですね。


<小菅JCT・堀切JCT>      <四つ木橋・新四つ木橋><木根川橋>    .

<国道6号線>     <曳舟駅>           .
左端の首都高速が分岐している所が堀切JCTで、その左上の方が小菅JCTになります。
左下から斜めに伸びる光のラインは、国道6号線で、荒川に架かる橋が四つ木橋になります。
そこに合流するように荒川にかかるオレンジ色の橋は、新四つ木橋になります。
その右側に荒川にかかる白く光る橋が見えますが、この橋は木根川橋になります。
その間に京成押上線の鉄橋があるのですが、ライトアップされていないので見えません。
ただ、その手前に、京成押上線の線路沿いに伸びる光のラインが見えています。
中央下の複数の白い光の線は曳舟駅で、そこから堀切JCT方向に東武伊勢崎線が伸びています。









inserted by FC2 system